71年前に行われた8月19日の革命の成功はベトナム共産党の指導の下、ベトナム人民各層が力をあわせて、総蜂起を行った結果によるものだと言えます。ベトナムは国際社会への参入を進めている現在、民族大団結の価値は昔のまま保たれています。
1941年5月、世界情勢が急速に推移していたことを前に、当時のホーチミン主席は北部山岳地帯にあるカオバン省パクボ地区で、第8回ベトナム共産党中央委員会総会を主催しました。総会で、ホーチミン主席は「民族解放をベトナム革命の第一の任務とする」という方針を明らかにしました。
政権奪取のため総蜂起
その方針を基礎に、ホーチミン主席を始め、ベトナム共産党は全国民の力を生かすため、総蜂起を指導しました。ベトナム独立同盟、いわゆる「ベトミン」が設立され、全国各地で活動を行い、総蜂起の準備を急ぎました。ホーチミン国家政治学院所属共産党歴史研究所の元所長グェン・チョン・フック ( Nguyen Trong Phuc) 博士は次のように語りました。
(テープ)
「総蜂起を呼びかける時、ホーチミン主席は”国民全体が立ち上がり、自らの力で自らを解放しよう”と言いました。自分を解放できるのは共産党の指導によるものですが、これを実現できるのは全国民の力が集められた時です」
ホーチミン主席、及び、共産党の指導の下、そして、ベトミンを通じて、当時のベトナム国民2千万人の団結精神が高度に発揮されました。1945年の8月革命は15日間しか行われていませんでしたが、大成功しました。
民族大団結の発揮に関する教訓
8月革命の偉大な勝利から71年経った現在、ベトナムは国の建設発展事業に大きな前進を遂げてきました。かつて、植民地奴隷状態にあり、貧しくて、立ち遅れた民族であり、世界地図にも載っていなかった当時のベトナムは現在、あらゆる面において著しい成果を収め、世界の多くの国々と外交関係を樹立しました。しかし、現在、ベトナムでは敵対勢力の破壊行為、一部の幹部や党員の道徳面と生活面の衰退状況が広がり、党内団結と民族大団結にマイナス影響を与えていることは事実です。これを前に、ベトナム共産党は民族大団結の力を始め、8月革命に関する教訓を引き続き発揮する必要があるとの重要性を深く認識しています。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・テ・ズエット ( Pham The Duyet) 元議長は次のように語りました。
(テープ)
「民族大団結の力を発揮するためには、党内、又、指導者同士の団結が強化されなければなりません。国民は共産党に対し、打ち出した政策や決議を完全履行することを求めます。また、大団結の力を工業化近代化事業にも活用する必要があります。」
一方、人文・社会大学のファム・スアン・ハン( Pham Xuan Hang) 博士は「ベトナム共産党の指導の下、行われたベトナム革命は人民の支持や貢献と切り離すことはできない」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現段階において、民族大団結の力を結集するため、ベトナム共産党はその団結の核心的な役割を果たす必要があります。その大団結の力は国の力となることでしょう」
これまで、いかなる状況においても、いかなる困難や試練に直面していても、ベトナム共産党の指導の下に置かれた国民全体の団結が強い力となり、すべての困難と試練を乗り越えた原動力となりました。現在、ベトナム共産党の指導の下、国内外のベトナム人は団結して、国の建設防衛事業に取り組んでいます。