会議に参加したベトナムの社会保険の代表はスピーチを行い、新型コロナウイルス感染症が拡大している背景における市民と企業の社会保障政策について経験を交換すると共に、ＡＳＥＡＮの社会保障分野における協力の効果向上を目指す提案を出しました。

これはASEAN社会保障協会に加盟してからのこの23年間、ベトナム社会保険が積極的なメンバーとなっていることの表われです。

ASEAN社会保障協会が設立された直後から、ベトナム社会保険は同協会に加盟し、これまで、同協会のけん引を担ってきました。ベトナムは3回にわたり、同協会の会長を務めた他、4回にわたり、同協会の執行委員会会議を主宰しました。

特に、2018年に行われた同協会執行委員会の第35回会議以来、ベトナムはASEAN社会保障協会の結束と適応性を発揮するための多くの構想を出しました。2020年2月、国際社会保障協会の事務局長がベトナムを公式訪問した際、国際社会保障協会と ＡＳＥＡＮ社会保障協会との円卓会議が開かれ、協力強化対策が討議された他、経験交換が行われました。ベトナム社会保険所属国際協力担当局のグエン・ティン・タイン局長は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナムはＡＳＥＡＮの積極的なメンバーとなってきました。先頃行われたＡＳＥＡＮの首脳会議で、グェン・スアン・フック首相はＡＳＥＡＮを東南アジア地域における中心的な組織にするためのベトナムの前向きな役割を改めて強調しました。これにより、ベトナム社会保険はＡＳＥＡＮの指導者の構想を実施することで、ＡＳＥＡＮ社会保障協会の活動に貢献したいのです。」

新型コロナウイルス感染症が蔓延している背景の中で、ベトナム社会保険はコロナ予防に関する経験を交換するため、ＡＳＥＡＮ地域内の安全保障ネットワークづくりを強化しています。今後の行動計画について、先ほどのベトナム社会保険所属国際協力担当局のグエン・ティン・タイン局長はさらに次のように語りました。

（テープ）

「今後、ベトナム社会保険は2018年のニャチャン共同宣言、ＡＳＥＡＮ社会保障の行動枠組みを実施します。ベトナム社会保障はＡＳＥＡＮ社会保障と国際社会保障との協力を強化するため全力を尽くします」

ＡＳＥＡＮ社会保障協会に対するベトナム社会保障の前向きな貢献は繁栄、進歩的で文明的ＡＳＥＡＮ共同体づくりに寄与することでしょう。