2020年のベトナム経済成長の原動力

(VOVWORLD) -2019年、ベトナム経済は印象的な成果を収めてきました。ベトナムは潜在力ある部門や分野を良好に活かすならば、2020年も、経済の成長スピードを維持できると予測されています。これらは、世界での貿易摩擦が激化している中で、ベトナム経済成長の原動力であると見なされています。

WB=世界銀行はベトナム経済の中長期的な展望を楽観視しており、「今後数年間のベトナムのGDPの成長率は6・5%前後に達する可能性がある」と予測しています。WBによりますと、ベトナム経済の原動力は、工業や、加工産業、製造業、建設業がかなり高い成長率を遂げた他、情報通信、科学技術などの分野も増加したことです。その一方で、輸出伸び率の維持や、FDI=外国直接投資額の増額なども今日の背景の中で有利な要素でもあるとされています。

ベトナムの経済専門家によりますと、2020年に、日用品分野が最高の伸び率を遂げるということです。人口約1億人を擁するベトナム市場は、外国投資家にとって魅力的な市場となっているからです。次は、観光分野も高い伸び率に達すると予測されています。2019年11月に、ベトナムを訪れた外国人観光客は、昨年同期と比べ39%増となりました。また、観光客が増加するにつれ、観光商品や観光サービスの伸び率も増加するからです。

ベトナム商工会議所のブ・ティエン・ロック会頭は次のように語っています。

(テープ)  

「2020年に、繊維紡績、革靴、木材、電子、農産物、水産物、小売り、観光、娯楽、教育、医療、ロジスティクス、裾野産業などの従来の分野が高い成長を遂げると予測されます。その他、グリーン経済、創造経済、デジタル経済、スマートシティ開発などの新しい分野と不動産分野などは国内外の投資家に多くのチャンスをもたらすと評価されます。」

経営分野の潜在力を活用する傍ら、企業共同体のニーズに応えるための資金を多様化させることは、経済成長に貢献する重要な要素でもあると見なされています。

経済専門家のカン・バン・ルック氏は次のように明らかにしました。

(テープ) 

「ベトナムでは、異なる資金調達方法があります。例えば、中小企業発展基金、中小企業の信用保証基金などです。国会が、起業を補助するため、関税政策を採択するよう期待します。最近、多くの外国投資家はベトナムに関心を寄せています。現在の背景の中で、スタートアップ企業にとって最重要な資金原となります。」

ベトナムが既存のメリットを効果的に活用することは、経済発展の原動力を作り出すと期待されています。

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