クアンニン省は高校卒業試験の準備を急ぐ

各地方からの集計によりますと、今年の受験者数はおよそ９０万人となります。現時点で、各学校はこの試験の準備を急いでいます。

2015年から教育訓練省事務局は高校の卒業試験と短期大学を含む大学の入学試験を統一させましたが、今年は過去数年と同様に、各受験生には最低4科目の試験が義務付けられます。このうち数学、文学、外国語は必須科目で、残る1科目は物理・化学・生物学・歴史・地理からの選択となります。4科目の試験結果は、高校の卒業認定と大学入試の合否判定に利用されます。

今年、中部ダナン市での受験者数はおよそ１万人となります。同市の教育訓練局は市内に開設される２５か所の試験会場に派遣するための幹部を動員しました。

ダナン市教育訓練局のマイ・タン・リン副局長は「毎年、ダナン市は高校卒業試験の模擬試験を行いましたが、今年、新型コロナウイルス拡大の影響で、模擬試験を行う時間がない」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「ダナン市教育訓練局は高校３年生に対し、試験日の前日まで、復習を行うよう指導しました。また、市内の各学校に対し、恵まれた条件の基で、卒業試験の模擬試験を行うかどうかを決定するよう指導しています」

一方、東北部クアンニン省は現在、高校卒業試験の準備を急いでいます。同省の２０２０年の高校卒業試験指導委員会はこの試験の準備のため、省内にある１３の県や町とテレビ会議をよく開きました。

クアンニン省教育訓練局のディン・ゴック・ソン副局長は「今年、クアンニン省の受験生の数は１万４６００人で、３４か所の試験会場が開設される」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「６月始めから、私たちは施設から人材まであらゆる面において、準備を進めてきました。私たちは教師たちに対し、万一の場合に備えるため、生徒の電話番号を把握すると共に、遠隔地、離島、困難に直面している地域に住んでいる生徒を支援するため、公安部隊、国境警備部隊の力を動員しました。」

現在、各地方は今年の高校卒業試験が客観性が確保されながら、公平に実施されるように、高校卒業試験の準備に全力を尽くしています。