2033年、観光収入は約1350億ドルになる見込み
(VOVWORLD) - アメリカの旅行サイト「フューチャーマーケットインサイツ」によりますと、多くの景勝地や興味深い観光地、アクティビティを備えたベトナムは、引き続き外国人観光客の間でトップの旅行先の一つとみなされています。
世界自然遺産に認定されたハロン湾 |
観光はベトナムの主要な経済部門の一つとなっており、2033年までに約1350億ドルの収益を生み出すと予想されています。ベトナムを訪れる観光客にとって国立公園、遺跡、ビーチが主要な魅力であるとの見解も強調されています。
一方、最近多くの海外メディアも、観光がベトナム経済の重要な要素の一つとなっており、組織、モデル、サービスなどの革新により、ベトナムの観光業は発展の可能性が大いにあると認識しています。周辺諸国と比較して、ベトナムは観光開発のための自然資源や文化に強みを持っていると評価されています。
TAB=ベトナム観光諮問委員会とSSTP=スイスの持続可能な観光プロジェクトの調査によりますと、観光客がベトナムを訪れる主な理由は、文化の多様性と文化遺産、自然と自然の驚異、料理であるということです。
他方、アメリカの旅行雑誌「ザ・トラベル」は、ベトナムは長年にわたり旅行費用が最も安く安全な国の一つであり、今後もこの地位を維持すると強調しています。特に、ベトナムはアメリカ人観光客にとって最も友好的な国の一つと考えられています。
アジア・ニュース・ネットワークによりますと、今年の最初の5か月でベトナムを訪れた外国人観光客数は750万人以上に達し、前年同期と比べ約65%増加し、新型コロナウイルス感染症発生前の2019年同期と比べても約4%増加しました。そのうちの590万人はアジアからの観光客で、外国人観光客数の大半を占めています。
アメリカのニュース専門テレビCNNはまた、ベトナムが1960年代に製造された2台の蒸気機関車を復元し、これらの列車が今年後半か来年初めに中部港湾都市ダナン〜トゥアティエン・フエ省フエ市間を運行する予定であると報じました。これにより新しい観光形態へ革新しようとしています。
さらに、旅行ニュースサイト「トラベル・アンド・ツアー・ワールド」は、航空運賃の値上がりにより観光客が鉄道旅行を選ぶ傾向が強まっていると伝え、電車の旅では、車窓から自然を眺めるなど、さまざまな興味深い体験ができると評価しました。
ベトナム経済は最近、農業経済からサービス経済へと転換しました。利点と旅行形態の革新により、観光業はベトナム経済においてますます重要な役割を果たすことでしょう。