先頃、ハノイで開催された第12期党中央委員会第4回総会4中総は4つの措置を打ち出し、各党組織が権力行使を検査、監視することが狙いです。世論はこの決議とその実施状況を高く評価しています。
4中総決議の新しい点は政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退、党内の幹部、党員の腐敗を認定するための27点を指摘したということです。これは党の存在と発展、国家の役割、威信を確保するための重要な要素となっています。
変更をもたらす効果的な措置
党中央委員会が幹部、党員の政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退の兆しを指摘したことは党内の実状を率直に認めた上で、各レベルの党組織は批判と自己批判を進めることが狙いです。
フック准教授
ホーチミン国家政治学院のグエン・チョン・フック准教授は次のように語りました。
(テープ)
「故ホーチミン主席の教えによりますと、欠点を認め、克服する必要があります。また、誤ちを犯さなかった人は誤りを避け、進歩を遂げなければなりません。これを通じて、党の規律や戦闘性を強化し、党の指導力を向上させるのです。」
一方、南部カーマウ省選出の専任国会議員団副団長のチュオン・ミン・ホアン氏はそれぞれの党組織、党員一人一人に対し、第4回総会決議を貫徹させ、党建設事業に適切な変更をもたらす必要があるとの見解を示しました。
ホアン氏
ホアン氏は次のように語りました。
(テープ)
「幹部、党員に変更をもたらして、初めて党建設を効果的に進められるのです。先頃、第4回党中央委員会総会が発表した決議を広範に展開すると同時にホーチミン主席の道徳を見習う運動を継続しなければなりません。また、幹部、党員一人一人は具体的な行動計画を作成する必要があります。心身練磨を頻繁に行えば、国民のサービスに対する責任感を高めるようになります。」
幹部の評価基準を設定
幹部づくりに関する第12期党中央委員会第4回総会決議の展開は難題となっています。幹部評価基準を設定するため、党中央組織委員会は「政治局、書記局の管理下にある幹部の評価基準の設定計画を起草しました。これに基づき、政治的品格、道徳、ライフスタイル、規律を守る意識、任務の遂行結果を基準に、100点で、幹部を評価することになります。これを通じて、正確で、全面的かつ厳格に幹部を評価することができます。南部カントー市党委員会組織委員会のマイ・タイン・ザン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「これまで、我々は地方レベルと末端組織の幹部の評価に集中してきました。今回、党中央委員会は中央機関の幹部を評価するため、具体的な基準を設定しました。これは各地方にとって各レベルの管理者を厳格に評価するための基礎、条件となっています。」
この計画案によりますと、幹部の評価基準や人事整理、任命、推薦などに関する規定が改正され、効果向上を目指しています。
党建設、綱紀粛正の強化、党内の政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退、幹部、党員の腐敗の防止に関する第4回総会決議を精力的に展開すれば道徳と才能を兼ね備えた幹部スタッフの育成、民族の存在と発展に貢献するとしています。