8月革命・民族大団結の勝利

70年前の8月19日、行なわれた総蜂起はベトナム民族の祖国建設防衛歴史における重要な出来事となっています。総蜂起は短期間に行なわれ、勝利を収め、民族大団結の力の発揮など複数の貴重な教訓を残しています。この教訓はフランス植民地主義者とアメリカ帝国主義者との戦争中、また、ドイモイ=刷新期においても適用されつつあります。


8月革命・民族大団結の勝利 - ảnh 1

この間、国内各地の人々は8月革命勝利70周年を迎え、気持ちが湧いてきています。

大団結、勝利を収める要素

今年、90歳を越えたベトナム共産党の元政治局員で、70年前の1945年8月16日と17日の両日、総蜂起計画を討議するため、北部山岳地帯トゥエンクアン省ソンズオン県タンチャオ村で、行われた「タンチャオ国民大会」に臨んだハノイ市革命代表団団長を務めたブ・オアン氏は8月革命の成果を高く評価しました。

当時、ベトナム共産党はわずか5千人の党員でしたが、国民2千万人あまりを結合させ、かつてない革命蜂起を行ないました。一方、ホーチミン主席の主催の下、行なわれた「国民大会」は民族大団結の精神を表したものであるとされています。大会には北、中、南部の各政党や民衆団体、各民族、宗教の代表や国外在留ベトナム人が参加し、総蜂起計画に賛成した上で、ベトナム民族解放委員会とホーチミン主席を主席とするベトナム民主共和国の臨時政府を選出しました。ブ・オアン氏は次のように述べました。

(テープ)

「タンチャオ国民大会は民族大団結の大会でした。国内各地のほか、国外からもベトナム人の代表が臨みました。ホーチミン主席は『団結・大団結、成功、大成功』というスローガンを掲げ、全国民の団結による力を総蜂起に活用する方針です。」

1945年の8月革命の勝利は民族解放事業に大きな節目となり、党とホーチミン主席の優れた指導を立証しました。特に、ベトナム共産党は国民の利益、要求、願望に応え、労働者階級、農民、知識人を柱とする民族大団結の力を民族解放事業に活用しました。8月の総蜂起は民族や宗教を問わず、各層人民を結合させ、その勢いを極めました。「人民教師」の称号を持つレ・マウ・ハン准教授は次のように語りました。

(テープ)

「日本軍はフランス植民地主義者を転覆させた後、革命運動の勢いが高まってきました。ホーチミン主席は革命活動への国民奨励運動を見守った上で、革命蜂起は全国民の力を活用しなければならないと主張しました。労働者、農民、知識人、資産家を問わず、愛国心を持つ人なら、ベトナム独立同盟、いわゆる「ベトミン」の救国活動に参加することができました。」

団結を祖国の建設防衛にも

ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・テ・ズエット元議長は党とホーチミン主席の指導の下、各層人民が団結し、総合的な力を作ってあげ、8月革命の勝利を収めたと述べました。社会主義の建設、工業化現代化事業、国際社会への参入が進められている現在、ベトナムはチャンスに恵まれる一方、試練や困難にも直面しています。敵対勢力は人権、民族、宗教問題を利用して、民族大団結を破壊しようとしている背景の中で、祖国防衛を目指す民族大団結の強化は必至の課題となっています。ズエット氏は次のように語りました。

(テープ)

「民族大団結の力を発揮するためには、党内、又、指導者同士の団結が強化されなければなりません。国民は共産党に対し、打ち出した政策や決議を完全履行することを求めます。また、大団結の力を工業化現代化事業にも活用する必要があります。」

8月革命の勝利が収められてから70年が経ちましたが、その価値は生きています。また、この勝利をみて、民族大団結の力は今後も、ベトナムの各発展段階に理論的にも実践的にも深い意義があることがわかりました。

ご感想

他の情報