写真提供：Thong Nhat

GDPの6･7%成長という年間目標を達成するため、今年下半期の成長率を7･42%に達させなければなりません。これは高い数字であり、各省庁、地方、国営企業、国民の大きな努力と決意、適切な措置が求められています。

成長目標の達成へ向けての解決策

政府の7月月例会議後に、行なわれた今回の会議は、成長目標の達成へ向けての政府の強い決意を示しました。席上、各省庁、部門、企業の指導者らは自分の目標を達成する可能性があると明らかにしました。例えば、加工産業は12%以上、観光部門は30%以上を達成できるということです。一方、この7ヶ月の輸出額は1150億ドルに達しましたが、今年年間を通して2千億ドルを突破できれば、過去最高を記録し、GDPの成長目標に大きく貢献するとしています。商工省のチャン・トゥアン・アイン大臣は今後、複数の自由貿易協定が発効した後、商工部門は輸出の促進を目指す適切な政策を立案すると明らかにし、次のように語りました。

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「国際社会への参入に際し、自由貿易協定のメリットを活用しなければなりません。今後、私たちは市場運営を刷新すると同時に、長期的かつ持続的な発展戦略を作成する計画です。また、市場の要求を見極めた上で、刷新を進めなければなりません。さらに、自由貿易協定を生かして、輸出を促進していきます。」

一方、グエン・スアン・フック首相は今年通年の輸出額を2050億ドルにするため、年末までの輸出額を900億ドルにすべきであると強調し、次のように語っています。

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「これは輸入超過額を引き下げるため、実現しなければならない数字です。ワンストップ制を導入すると同時に、市場開拓や製品の質的向上、観光をはじめ、現地における輸出の促進に力を入れる必要があります。APEC2017にあたり、数万人がベトナムに入りつつあります。現地での消費を進めるため、どのようにすれば良いのか考えなければなりません。今後、輸出品と輸出市場を中心に、手続きの簡素化を加速するよう求めます。」

マクロ経済の安定化を第一課題

各省庁、部門、地方は成長目標の達成を確約した上で、国会が委託した13の指標を精力的に実現すると強調しました。具体的には企業の困難の解決や有利な投資経営環境づくりに力を入れると同時に国家目標プログラムを首尾よく実施し、市場開拓、製品の消費、貿易振興、観光発展を進める決意を表明しました。また、インフレ抑制、マクロ経済の安定化、通貨・金融政策の運営で緊密に連携するとしています。経済研究院のグエン・ドク・タイン院長は次のように語りました。

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「国内の経営環境の改善や企業のコストの軽減は企業に大きな原動力をつけると思います。良い経営環境を整えることにより、企業の投資経営活動が順調に行われ、高い利益を手にするでしょう。また、2017年だけでなく、長期的な原動力を作り出さなければなりません。」

政府の決意により、6･7%のGDP成長目標を達成する可能性があります。これを実現するため、マクロ経済の安定化、成長の質と競争力の向上は第一の課題に位置づけられています。