(VOVWORLD) -ベトナム中部港湾都市ダナンは観光の回復を促進させるために新しい観光商品・サービスを開発する方針です。中でも、夜間の観光活動は観光客を引き付ける有力な活動と見なされています。
ダナン市グーハインソン区にあるアントゥオン歩行者天国の工事は新型コロナの影響で一時中止せざるを得ませんでしたが、先ごろ再開されました。この工事では照明システムと下水システムを整備し、監視カメラや無料Wifi、無料の携帯充電スポットを設置します。また、ミーアンビーチの夜間運営プロジェクトも進められています。このプロジェクトでは、夜間も観光客がミーアンビーチで遊んだり、食事をしたりすることができるようするものです。ダナン市の調査では、同市への旅行で不満を感じた点として、多くの外国人が夕方以降の娯楽の乏しさを挙げました。これらの準備が完了すれば、この不満は解消できると期待されています。
ダナン市観光協会のカオ・チ・ズン会長は次のように語りました。
(テープ)
「4月30日までに、ダナン市観光局や各旅行会社と連携して、いくつかナイトツアーの企画を完成させます。また、水路担当機関と協力して、ダナン市を流れるハン川でのナイトクルーズを充実させようとしています。」
一方、ダナン市観光局のタン・ヴァン・ヴォン副局長によりますと、ダナン市では土産物店や飲食店、カラオケ店など「夜間の娯楽」の市場はまだ小規模ですが、近年、同市が有名な観光地となることでこの市場の規模拡大を後押しています。そのため、ダナン市は夜の街の魅力をどう健全に発展させていくかを考えるべき時期だとしています。
ヴォン氏は、新型コロナの感染が徐々に抑制されつつあるので、これからは2020年9月に承認された「ダナン市の夜間の経済活動発展計画」の展開を一段と進める方針であると述べ、次のように語りました。
(テープ)
「夜間の観光活動の拡大は旅行者を引き付け、観光分野に携わる企業によるダナン市への投資強化にも役立ちます。中でも、ショッピング、飲食、エンターテイメント、リゾートへの投資誘致に集中していきます。」
近年、ダナンは観光分野の発展が著しいですが、夜間の観光活動が強化されることでさらに同市の観光開発に大きな弾みがつくことでしょう。