「ベトナムのオープンなイノベーション・インベンションの全景」報告書

(VOVWORLD) -これは、ベトナムでのイノベーション・インベンションに関わる初の報告書です。

8月31日、科学技術省所属のNSSC=国家スタートアップ・インベンションサポートセンターとBambuUP=イノベーション・インベンションプラットフォームのファンページで、「ベトナムのオープンなイノベーション・インベンションの全景」報告書が発表されました。これは、ベトナムでのイノベーション・インベンションに関わる初の報告書です。

統計総局によりますと、2020年、ベトナムの新規設立企業の数はおよそ13万5000社、スタートアップ企業の数はおよそ3000社にのぼりました。したがって、ベトナムは東南アジア地域で、3位に立っています。スタートアップ企業の発展に伴い、ビジネス・エコシステム形成され、徐々に活発化しています。このビジネス・エコシステムにより、各企業は交流し、相互支援を行い、あらゆるチャンスを掴み、イノベーション・インベンションを促進するようになります。

こうした中、「ベトナムのオープンなイノベーション・インベンションの全景」報告書は、全面的かつ多次元な最新情報を収集し、国家管理機関や、団体、企業、投資家に提供するという目的で作成されました。また、ベトナムでのスタートアップとインベンション・イノベーションの方向や、企業の需要と試練などを分析します。これらの目標を目指し、この報告書は、小売業や、ファイナンス・テクノロジー、エドテック、ヘルステック、マーケティングテクノロジー、持続可能な開発、ロジスティックス、農業技術、観光など重要な経済部門に関わる情報を収集・提供します。

国家スタートアップ・インベンションサポートセンターによりますと、この報告書は、国内外の企業・スタートアップ・投資家間の協力の強化・拡大に寄与し、これを通じて、インベンション・イノベーションを促進していくことを図ります。また、スタートアップ・イノベーション・インベンションのエコシステムの長期的な発展を目指す政府の政策制定プロセスにも貢献する見通しです。特に、これは、ニューノーマルにおける企業イノベーション・インベンションへの原動力を作り出すとしています。

新型コロナウイルス感染症が各国や、世界経済、ビジネス・エコシステムにかつてないほど多大な困難や、試練、被害をもたらしている現在、イノベーション・インベンションや、協力、科学技術の応用などに関する需要が急増しています。これらは開発方式であるだけでなく、事業発展の新しい哲理にもなっています。その背景において、「ベトナムのオープンなイノベーション・インベンションの全景」は報告書の程度にとどまらず、知識基盤を作り出すものにもなると評されています。

ご感想

他の情報