(VOVWORLD) -6日、統計総局は2016~2020年期におけるHDI=人間開発指数に関するシンポジウムを開催しました。
シンポジウムで、統計総局所属人口・労働統計局の代表は「2016~2020年期においてもベトナムの人間開発指数が引き続き改善されていた」と明らかにしました。
HDI報告書は、統計総局や、中央直轄の各地方、UNDP=国連開発計画ベトナム事務所が共同で作成したものであり、ここ数年間に収集されてきたデータを分析したことで、健康・教育・収入という3つの指標を踏まえ、国の経済社会の実状を反映することが狙いです。
ベトナムは、2018年にHDI中位国でしたが、2019年と2020年に、上位国グループに入りました。そして、2016~2020年期において、中央直轄の各地方の人間開発指数が日増しに改善されていました。注目すべきことは、HDIが高い地方の数が2016年の13か所から2020年に24か所に増えたということです。もう1つの重要な結果は、HDIが低い多くの地方の成長率がHDIが高い地方よりも高く、地方間のHDIの格差が徐々に縮小されていることです。
これらは喜ばしいことであり、ベトナムが第13回党大会決議を現実化にする傍ら、誰一人も取り残さずに、全ての人々の生活の質的改善、人間の全面的開発を実現するための原動力となっています。
これらに関し、UNDPベトナム事務所の代表は、ベトナムが常に、人間を中心に置き、経済社会発展計画・戦略で、人間開発と平等の推進を優先させることを高く評価しました。また、ベトナムがHDI上位国グループに入ったことは目覚しい成果であり、今後の迅速な発展に有利な条件を作り出すと分析しています。統計総局はこの報告書を基礎に、いくつかの提案を出しました。その中で、HDIは地方だけでなく、全国の経済社会発展計画における重要な指標にしなければならないと強調しています。
HDIの面から見れば、国連のミレニアム開発目標と持続可能な開発目標の実施プロセスにおける典型的な国家と評されるベトナムは国民に対する高い責任感により、今後も、国際社会から好評を得て、その信頼度が引き続き高まっていいくといえるでしょう。