(VOVWORLD) - ドイモイ刷新政策を展開してからこの35年間、ベトナムは国際社会と緊密に連携し、グローバルな問題解決に努力してきました。国際社会の責任あるメンバーとして世界の問題・課題解決に積極的に関わっているベトナムの姿はブイ・タイン・ソン外相がVOVのインタビューに答えた際に明らかにしたものです。
記者:2021年のベトナムの外交部門の活動について紹介していただけないでしょうか。
ソン外相: 「全般的に見ると、ベトナムは、近隣諸国や重要なパートナー、伝統的な友好関係を持つ国を始め、世界各国及びパートナーとの協力関係をさらに促進させたということです。これはベトナムと各国との信頼醸成、協力関係の土台強化、平和な環境の維持、外からのリソースの活用、国際社会における国の威信向上に役立っていると思います。また、多国間外交を一段と促進させるという主張の実施は引き続きベトナムの地位と威信を高めています。中でも、ベトナムは2020年~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国としての役割を立派に果たしました。また、2021年に、ベトナムは国際法委員会やユネスコ国連教育科学文化機関の執行委員会などの多国間組織のメンバーに選出されました。そして、COP26会議で、ベトナムは気候変動に対応するために、責任ある公約を出し、多くの国から好評を得ました。さらに、ベトナムは隣接国との国境地帯の平和・協力・発展を追求するために、残された国境問題の平和的な解決策を目指す対話と交渉を堅持しています。」
記者:それらの成果はベトナムの発展事業に大きく貢献していると思いますけれども、いかがでしょうか。
ソン外相:「外交部門は関連各機関・組織と緊密に連携し、対外活動で多くの成果を収め、国際社会におけるかつてないほどの威信向上に貢献していると思います。ベトナムは世界各国との協力を幅広く拡大し、その中で多くの国との関係を深化させました。これまで、189ヵ国と外交関係を、230の国・地域と経済貿易関係を、30か国と戦略的パートナーシップあるいは全面的パートナーシップを構築することができました。ベトナムは有利な国際環境のメリットを活用して外からのリソースを国の経済社会発展に活用しています。新型コロナウイルス感染症が複雑に推移している背景の中で、ベトナムは「医療外交」「ワクチン外交」を促進させ、ワクチンや医療設備、治療薬などに関する国際社会の支援を新型コロナとの闘いに活用しています。また、周辺の平和で安定的な環境の維持・強化に力を入れており、国の主権・領土保存を確保しています。」
記者:どうもありがとうございました。