(VOVWORLD) - ベトナム観光協会が全国の観光回復プログラムを発動したことを受け、各地は自らの観光回復計画を展開しています。これらの計画は国内市場を重視するとともに、疫病が抑制されている国から来る観光客の受け入れ再開を準備する方針です。
各地の観光回復計画は「安全かつ柔軟な対応・効果的な疫病の抑制」という政府の方針に従って新型コロナ予防対策を効果的に展開しながら、観光PR、観光テコ入れ策、観光商品の刷新、観光サービスの改善などを目指しています。その中で、それぞれの地方は独自の観光商品を開発するとしています。
「陸のハロン湾」と呼ばれるチャンアンという世界遺産や「古都ホアル」を持つことで有名な北部ニンビン省は、省内の有名な観光地や、史跡地区、名物料理などを紹介するオンライン体験ツアーの展開を促進しています。計画によりますと、9月19日から12月26日まで、それらのオンライン体験ツアーが毎週の日曜日8時半から9時15分ないし9時半まで、ニンビン省観光振興センターのフェイスブック上で配信されるということです。
一方、ホーチミン市観光局は「観光回復に力を合わせよう」をテーマにしたスタートアップコンテストを発動しました。このコンテストについてホーチミン市観光局のグエン・ティ・アイン・ホア副局長は次のように語りました。
(テープ)
「このコンテストに応募する組織と個人は技術面でもリソース面でも支援を受けます。これにより、コンテストに応募するプロジェクトは実現され、ホーチミン市の観光回復に貢献するでしょう。」
他方、世界遺産ハロン湾で知られている東北部クアンニン省は、来月に外国人観光客の受け入れを再開する予定です。クアンニン省観光局のファム・ゴック・トゥイ局長は次のように語りました。
(テープ)
「外国人観光客は、トゥアンチヤウ観光区やハロン湾でのクルーズ旅行、イエントゥ観光区など決まった場所だけでツアーを楽しみます。これは地元の人々と観光客を疫病から守るためです。それでも、観光客はリラックスして地元の景色や食文化を満喫することができると思います。」
全国各地は、安全性を確保した上で、観光市場を徐々に再開しています。