「メイク・イン・ベトナム」、ベトナムのICT産業の特別なメッセージ

(VOVWORLD) - ここ数年間、「メイク・イン・ベトナム」は、ベトナムの情報技術およびデジタル技術産業に触れるときによく使われる言葉です。これは、ICT=情報通信技術産業の公式行動スローガンとして見なされており、2019年にベトナム情報通信省によって提唱されました。
「メイク・イン・ベトナム」、ベトナムのICT産業の特別なメッセージ - ảnh 1(写真:Trọng Đạt)

情報通信省が提唱した「メイク・イン・ベトナム」という行動プログラムとスローガンはデジタルテクノロジー企業の国際統合を鼓舞するとともに、デジタルトランスフォーメーション事業の迅速化に貢献し、グローバルバリューチェーンにおけるベトナム製品の付加価値の向上に役立ってきました。

情報通信省のグエン・マイン・フン大臣によりますと、「メイク・イン・ベトナム」は、ベトナムでの設計、ベトナムでのクリエイティビティ、ベトナムでの生産という精神を励ますとしています。フン大臣は、次のように語りました。

(テープ)

「メイク・イン・ベトナムはベトナムの発展に役立ちます。また、メイク・イン・ベトナムは海外に出て海外市場を拡大し、人類の発展に貢献すると期待されています。メイク・イン・ベトナムはベトナムがテクノロジーをマスターし、ベトナムが強靭かつ繁栄、発展するのに役立ちます」

「メイク・イン・ベトナム」、ベトナムのICT産業の特別なメッセージ - ảnh 2情報通信省のグエン・マイン・フン大臣=VOV

近年、「メイク・イン・ベトナム」は単なるスローガンだけではなく、ベトナムのデジタルテクノロジー企業共同体の指針となっています。特に大手企業はそろって、次々とアプローチモデルに移行し、コアテクノロジーを自らのものにしています。

これに関して、ビングループのグエン・ベット・クアン 総裁と、情報通信会社「ベトテル(Viettel)」社のレー・ダン・ズン総裁は、次のように語りました。

(テープ)

「ビングループは、主な投資方向性を明確にし、テクノロジーと産業の分野にシフトしました」

「わが社は、自らの製品を設計、製造してきました。特に、AIの基盤やクラウドコンピューティング、IoT、5Gデバイスの基盤となるコアテクノロジーを集中的に開発しています」

ベトナム企業は、5G、ビッグデータ、AI などの世界の最先端技術を徐々に習得してきました。特に 2020 年、5Gの早期導入により、ベトナムは5Gモバイルテクノロジーや5G インフラ機器などを適用するトップクラスの国の1つになりました。先ほどのフン大臣は、次のように語りました。

(テープ)

「メイク・イン・ベトナム」製品を生産できるようにテクノロジーをマスターしなければなりません。つまり、オープンなテクノロジーを開発しなければならないということです。オープンという基準に基づいたデジタルテクノロジーを開発し自らのものとすることは、確約のみだけでなく、ベトナムの長期的な戦略でもあります」

また、フン大臣によりますと、デジタルテクノロジー企業は、国家デジタルトランスフォーメーション戦略における牽引役としての役割を引き続き果たし、2045年までにベトナムを近代的工業と高所得の先進国にするという使命実現に貢献するでしょう。フン大臣はこのように話しました。

『メイク・イン・ベトナム』は、ベトナムのデジタルテクノロジー企業共同体の原動力となっています。 現在、ベトナムの多くのテクノロジー企業は、『メイク・イン・ベトナム』の精神にもとづき、組み立てや加工などに集中するだけでなく、研究や創造、設計、新技術の習熟に着手します。

ご感想

他の情報