また、同ウェブサイトは「ベトナム経済成長率が６．５％に達するのはインフラ整備への投資の強化、マクロ経済安定に向けた適切な政策の実施、中流層の増加、外国直接投資誘致の魅力といった４つの要因によるものである。そのほか、ベトナムの貴重な財産の一つ、若くて豊富な労働力があることである。また、農産物を始め、ベトナムの輸出が急速に伸びている。特に、２０１０年以来、輸出品目に占める工業製品の割合は５倍になり、３０％を超えた」と報じました。

一方、ロシア国営通信「スプートニク」はベトナムに関する記事の中で、「ベトナムは世界の新たな製造拠点になる可能性が高く、各国の注目を集めている」と伝えました。

同通信社によりますと、ベトナムの輸出額が過去最高となっていることや、「メイドインベトナム」の製品の数が急増していること、世界市場におけるベトナム製品のシェアが拡大していることなどはその証です。 また、2022年初頭からベトナムへのFDI=外国直接投資の新規登録額と増資額が増えていることはベトナム経済の回復力に対する投資家の信頼を示しているとしています。記事は、「近年、サムスンやノキア、LG、LEGOなど世界の大手企業はベトナムへの投資を強化している」と明らかにするとともに、エコノミストの分析を引用し、ベトナムの労働力と経営投資環境を高く評価しています。

格付け機関のフィッチ・レーティングスは「内需の回復と輸出の好調を背景に、ベトナムの景気回復は2022年に勢いを増している。２０２２年の経済成長率は７．９％に、２０２３年に６．５％に達する見込みであり、ベトナムは投資家にとって安全、かつ潜在力のある投資先となる」との見方を示しました。