(VOVWORLD) -最も多くのベトナム人労働者を受け入れたのは、第1位日本4万500人、第2位に中国・台湾2万7000人、第3位に韓国5500人となっています。
労働傷病兵社会事業省所属海外派遣労働者管理局によりますと、2024年前半に、全国で、労働者海外派遣契約に基づいて、7万8000人あまりの労働者を外国に派遣しました。その中で、女性労働者数は2万3700人あまりとなっています。最も多くのベトナム人労働者を受け入れたのは、第1位日本4万500人、第2位に中国・台湾2万7000人、第3位に韓国5500人となっています。
海外労働管理局のファム・ビエット・フォン副局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベトナムは、日本、台湾、韓国のほかにも、ドイツ、ルーマニア、ハンガリーなどの欧州諸国にも労働者の派遣を続けます。高齢化が進行している国は、外国人労働者を受け入れる方針ですので」
労働傷病兵社会事業省は、従来からの労働者派遣先を安定的に維持する傍ら、労働者派遣市場を拡大し、契約による労働者の海外派遣を促進しています。
具体的には、去る3月に、ハノイで、労働傷病兵社会事業省と在ベトナムオーストラリア大使館の代表は、オーストラリアへのベトナム人労働者派遣に関する両国政府の覚書を実現するための計画を締結しました。これに基づき、双方は、2024年中に、オーストラリアの農業部門に派遣される約1000人のベトナム人労働者への補助計画を展開することになります。
韓国に派遣されるベトナム人労働者 |
一方、6月に、ハノイで労働傷病兵社会事業省傘下の海外労働センターと日本大阪医療協会の代表は、日本の病院にベトナム人看護実習生を供給する契約を締結しました。この契約は、看護師と高校卒業生の両方を選抜し、高校卒業生に1年間の看護研修を受けさせることを目的としています。
海外労働センターのダン・フィ・ホンセンター長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「選抜された労働者は日本のN4レベルに達するようにベトナムで8~11カ月の日本語研修を受けます。大阪医療協会は、選ばれた看護助手に対して、研修費用、日本語試験1回、ビザ、健康診断2回、往復航空運賃を負担します」
ベトナムは、2024年中に、契約に基づいて12万5000人の労働者を派遣する予定です。この目標を達成する為には、ベトナムは、労働者の質向上、労働者への業務能力向上、知識のアップ、外国語教育など複数の方策を講じています。