リスナーのみなさん、今日は。ホアイです。
8月も半分以上になりました。ハノイでは36度のまだ暑い日が続いています。皆さんの町はいかがですか?
今日のこの時間はベトナムの声放送局の音楽団で勤務したことがある作曲家ファンニャンについてご紹介します。
1930年に、南部アンザン省に生まれた作曲家ファンニャンはフランス植民地主義者との戦いに音楽分野に活躍しており、100もの曲を作曲しました。その中で、数十年前に作曲された曲ですが今も歌い継がれている歌がたくさんあります。1970年代、ファンニャンはベトナムの声放送局の音楽団で作曲家であるだけでなく、歌手としても活躍しました。2001年、作曲家ファンニャンは文学芸術に関する国家賞に選ばれました。そして、去る6月末、逝去しました。享年85歳でした。
作曲家ファンニャン
今日のこの時間はその作曲家ファンニャンの歌をお届けします。
始めに、「ハノイ、信念と希望」( Ha Noi niem tin va hy vong) をどうぞ。
この歌はかつてのベトナム戦争中に、アメリカ軍がハノイを始め、ベトナム北部に爆撃していた頃に作曲されたものです。
「ホアンキム湖の湖面に雲を映している
ハノイの町には微笑が見られるけど苦しみも忘れられない
ハノイは今日と未来の信念と希望であり
ハノイの町を歩くことを誇りに思っています
ハノイを歌う歌声は爆弾の音より大きい」
次に、1975年の南北統一の嬉しさを歌う「国の愛の歌」( Tinh ca dat nuoc)をお届けします。
「山や川などが私たちのものになった
キューロン川やホン川の長くから待ち望んだ夢が現実となった
愛するサイゴンよ
長い夜が過ぎ去った
わが国が花の香りで覆われる」
次に、「わが町 」( Thanh pho cua toi) をどうぞ。
「ホーチミン市、私の愛する都市
戦争が終わって、ニャロン港で春がやってきた
昔、ホーチミン主席がこの市を発ち、
救国の道を探しに行った
ホーチミン市、私に生活の喜びをもたらしている」
いかがでしたか、みなさん。今回は、作曲家ファンニャン歌をご紹介しました。それでは、今日の音楽散歩道はこれで終わりです。来週のこの時間を又お楽しみに。ご機嫌よう。