作詞作曲家ズオン・トゥ（Duong Thu）

ご機嫌いかがですか、皆さん。

タオです。

先週末から今週にかけて４０度Cの日が続き、40年ぶりの猛暑に見舞われているハノイ市民にとって、大変な季節です。日中の外気温は５０度にも達しています。

今日のこの時間は作詞作曲家ズオン・トゥ（Duong Thu）の曲をお届けします。ズオン・トゥは１９４３年ハノイで生まれ、今年74歳です。彼の曲は叙情的で穏やかな曲調を基に作曲され、外の作曲家の音楽に比べ、全く違います。彼の音楽は現代的な作風あり、伝統的な音楽もあり、と評されています。ズオン・トゥの曲は、ホン・ニュン、タィン・ラム、ミーリンなどベトナム歌謡界の大物に歌われ、とても人気があります。

でははじめにミーリンが歌う「雨音(あまおと)を聞く」 （Nghe mua )をどうぞ。

「松林は緑 雨も緑

秋は緑のレインコートを身に纏っている

松林は私に 雨は私に 秋は私に

貴方の微笑みについて物語っている」

お聴きいただいた曲は「雨音を聞く」でした。

続いて、タィン・ラムの歌声で「あなたの方へ飛んでいく白い雲」（May Trang Bay Ve）をお届けします。

「緑あふれる故郷、稲穂(いなほ)の香りが漂う

穏やかに流れる河は、村の竹林を包む

秋の日差しがあふれる堤防

私は、ずっとあなたのことを思い出している

白い雲があなたの方に飛んでいく」

お聴きいただいた曲は「あなたの方へ飛んでいく白い雲」でした。

おしまいに、ホン・ニュンが歌う「小さなバラの目覚め」 （Danh thuc tam xuan）をお聴きいただきましょう。

「日差しが溢れる日に小さなバラは眠っている

雲が空に帰ることを忘れてしまうように

風が吹くことさえ忘れてしまうように

小さなバラよ、目ざめよ」

 お聴きいただいた曲は「小さなバラの目覚め」でした。

いかがでしたか、みなさん。今回は、ズオン・トゥ作詞作曲家の曲をお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。