ご機嫌、いかがですか、皆さん。トゥーハです。
前回の音楽散歩道では、1945年9月7日のベトナムの声放送の開局の道のりとともに、当放送局の放送開始のオープニングソング「ファシストを殲滅しよう」をご紹介しました。
今日のこの時間は次の歴史となる抗仏闘争期の歌をお届けしましょう。
ベトナムの人々は1945年9月の独立宣言以来、平和の中で生活を送ってきましたが、その後、複雑な政治情勢になり、フランスが再びやって来た時に「進軍する歌」が作られました。ベトナム人民は闘い続けました。
最初に「進軍歌」をどうぞ。この歌は現在、「ベトナム国歌」になっています。
「ベトナムの軍団は行く、心を一つにして、救国のために
その足音は遠く荒れ果てた道に響く
戦勝の血に染まる旗は祖国の魂を担う
遠くに鳴り渡る銃声が進軍歌と響きあう
栄光の道は仇敵の遺体を乗り越え
困難に打ち勝ち、共に抗戦拠点を打建てん
人民のため、戦って止まず
急ぎ戦場へ進まん
進め、共に進め
我らがベトナムの山河は揺がず」
当時、ベトナムの声放送局は南部の戦場に参戦した兵士の精神を鼓舞するため、特別番組を放送しました。ホーチミン主席は「国を失くさないよう闘ってください」と呼びかけました。その呼びかけに応じて、南部の声放送局が開局され、戦線に向けたベトナム声を流しました。
では次に「指導者の歌」(lanh tu ca)をどうぞ
1946年12月19日、一発の大砲の音と共に、フランス軍はハノイに侵略してきました。ベトナムの声放送局のアナウンサーは「ハノイで、大砲が爆発しました。全国で抗仏闘争が始まりました」という大きな声で放送しました。その瞬間からフランス軍に抵抗する時代に突入したのです。それは1954年5月7日の勝利獲得まで9年間も続くのでした。
最後にフランス軍との戦争を描いた歌「ロー川の流れ」(truong ca song lo)をどうぞ
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナムの声放送が伝えた対フランス戦争の中で歌われた歌をお届けしました。また来週お会いしましょう。