メイク・イン・ベトナム・デジタル・テクノロジー製品の将来を楽観視
(VOVWORLD) - これまでに、ベトナム国内ではおよそ7万社のデジタルテクノロジー企業が活動しています。複数の「メイク・イン・ベトナム・デジタル・テクノロジー製品」は、国内の市場における確固たる地位を確立しています。
現在、ベトナムにおけるデジタルトランスフォーメーションのブームが急速度で強く推移しています。これまでに、ベトナム国内ではおよそ7万社のデジタルテクノロジー企業が活動しています。複数の「メイク・イン・ベトナム・デジタル・テクノロジー製品」は、国内の市場における確固たる地位を確立しています。ベトナムは、2045年までにデジタル国家になるという目標の早期達成に向けて、近代的技術をマスターする自信を持っています。
デジタル・テクノロジー企業がメイク・イン・ベトナム製品に成功した例を挙げてみましょう。ベトナム軍隊工業通信グループ「ベトテル」の第5世代移動通信システム(5G)サービスは、外国の市場にも提供され、その年収は30億ドルに達したこと。ビングループはアメリカ市場向けの自動車を製造したこと。FPT社は日本やアメリカなどの先進国向けの情報技術とデジタルトランスフォーメーションのサービスを提供し、10億ドルの年収を得ていること。ベトナムのソーシャルネットワーキング アプリケーションである Zalo は、ベトナムにおける Facebook よりも多くのアカウントを擁している、ということなどです。これらのデジタル・テクノロジー企業は、「メイク・イン・ベトナム・デジタル・テクノロジー製品の将来にインスピレーションを与えています。
近年、ベトナム政府は、デジタル・テクノロジー企業を中心に、「メイク・イン・ベトナム製品」の品質とブランドを基盤に、優秀な人材をかなめに置き、明確な戦略を立てました。デジタル・テクノロジー開発に決意をもって、ベトナムはさまざまな形式でデジタル・テクノロジー分野に積極的に投資を行ってきました。ベトナム政府は、第4次産業革命や、デジタル・テクノロジー企業開発に関する政策を発布したほか、デジタル経済・デジタル社会・デジタル政府を目指す国家デジタルトランスフォーメーション草案を立案し、大手企業がデジタルインフラ、デジタルプラットフォームに集中することを奨励しています。
FPT社のファン・ホン・タム代表は次のように語っています。
(テープ)
「クラウドコンピューティングはデジタルトランスフォーメーションの推進に繋がるデジタルインフラ、基本的基盤であり、デジタル経済の促進に向けた重要な役割を果たしています。ですから、政府がデジタル・テクノロジー企業の活動に好ましい条件を提示してくれたので、とても助かりました」
最近、ブロックチェーンや、超自動化などの新技術をキャッチアップすることで、ベトナムのテクノロジー製品は徐々に国際市場での地位を確立してきました。しかし、この分野での競争は日々激化しているので、企業の製品やサービス、創造力、新たなデジタル技術の研究・開発、世界のトレンドの迅速なアップデートなどが求められています。
FPT社のファン・ホン・タム代表はさらに次のように語っています。
(テープ)
「世界の大手サービスプロバイダーはベトナムより何年も先に発展しており、市場シェアを獲得しています。メイク・イン・ベトナムの基盤を構築するためには、テクノロジーをマスターする努力と決意が求められています。当社は、競争力を高めるように、優れたスタッフ、長期的な開発戦略などを用意する必要があると認識しています」
情報通信省が「メイク・イン・ベトナム」という行動プログラムとスローガンを出してから4年を経て、デジタルテクノロジー部門はベトナムの経済成長に貢献してきました。デジタルテクノロジー部門の2022年の輸出額は1360億ドルに達しています。
ロン次官 |
情報通信省のファム・ドゥック・ロン次官は次のように明らかにしました。
(テープ)
「情報通信省は、デジタルテクノロジー企業の外国進出への支援運動を発動しました。私たちは、関連機関やグループと連携して、政策的サポート、法的アドバイス、海外向け商品のコンサルティングなどを行っています。そのほか、大手企業、および外国で成功した企業が中小企業の外国進出をサポートすることを奨励します」
国家戦略「メイク・イン・ベトナム」は、デジタル・テクノロジーの研究、開発を奨励するだけでなく、デジタル政府、デジタル経済、デジタル社会構築の目標達成に重要な土台となっています。政府、省庁・部局、企業、および国民の決意はベトナムのデジタル・テクノロジー部門の将来への扉を開いています。