(VOVWORLD) - NovaonグループはDXを必然的な傾向と見なし、2006年にデジタルソリューションの研究・開発に着手しました。自社の戦略を実施するため、同グループはNovaon Tech株式会社を設立しました。
技術分野に携わる企業「Novaon」グループは、ベトナム製の価値が豊かな製品や、サービス、ソリューションを作り出し、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する国家目標プログラムに貢献することを目指し、デジタルソリューションの研究・開発・改善に力を入れています。同社の努力は管理機関の信頼と企業共同体から好評を得ています。
(写真:VTV) |
NovaonグループはDXを必然的な傾向と見なし、2006年にデジタルソリューションの研究・開発に着手しました。自社の戦略を実施するため、同グループはNovaon Tech株式会社を設立しました。
Novaon Tech社は会社設立後、企業の需要に応え、DXに関する多くの製品や、サービス、ソリューションを生み出してきました。現在、同社は20の「メーク・イン・ベトナム」デジタルソリューションを含むデジタルエコシステムを管理しています。このデジタルエコシステムは企業のデータ管理や、電子商取引、運営監視に集中しています。Novaon Tech社のゴ・シ・チュン社長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「わが社は各企業からの注文を増やすため、マーケティングオートメーションなどを使用しています。これらのツールは各企業が顧客数を増やすことに役立っています。また、顧客が体験するチャンスを増やすことも目指しています。つまり、企業の製品に対するの使用頻度の向上です。これらを通じて、企業の増益を目指します。さらに、企業の生産性の向上のためのプラットフォームも開発しています」
企業の需要に応じた製品を生産することや、価格が手ごろであること、販売後のサービスが良いことなどにより、Novaon Tech社の製品の販売量は急速に増えています。2022年5月末までに、同社の製品・サービス・ソリューションを利用する企業数は9万5000社にのぼっています。これらの企業は繊維製品や、建設資材、小売り、金融・銀行、ヘルスケア、不動産分野へと広がっています。その中には、ベトナムトップ500社のリストに名を連ねる数十社の大手企業もあります。
Novaon Tech社の製品を利用している企業経営者の話をお聞きください。
(テープ)
「現在も将来もDXは企業の必然的傾向ですね。わが社は製造業に携わっていますので、この問題をよく認識しています。わが社は早期に、デジタルソリューションを導入しました。デジタル技術により、企業運営・管理が容易になる上、効果が高まります。そのため、中小企業はできるだけ早くDXに着手し、デジタルソリューションを導入する必要があると思います」
「繊維製品企業は社員数が多いですね。人事管理ソフトにより、労働力に関するデータを迅速かつ正確に入手できるようになります。そして、より重要なことは、労働者が自分の収入の状況を把握できることです。問題があれば、経営者側に直接に伝え、相談することができます。」
(写真:novaonx) |
去る7月15日に行われた第1回「ベトナムトップ4.0産業」という賞の授賞式で、Novaon Tech社は「スマートデジタル製品と4.0産業のソリューション」賞を獲得しました。「ベトナムトップ4.0産業」賞はVUSTA=ベトナム科学技術連合会や、VAA=ベトナム自動化協会、VIDTI=インベンション・デジタルトランスフォーメーション研究所が共催し、国の科学技術研究開発や、デジタル経済開発への貢献が著しい企業を顕彰するためのものです。
今回、Novaon Tech社が開発したOnMarketerや、 OnCustomer、 OnCRM、 OnPeople、 OnSign、 OnWork、 OnShopなどのソフトウエアが同賞を受賞しました。「ベトナムトップ4.0産業」賞の受賞前に、Novaon Tech社は、「ベトナムトップ10のICT企業」や、「ベスト・ソリューション・アワード2021」、「ベトナムトップ50の急速成長企業2019・2020・2021」、「サオクエ賞2019・2020・2021」などの賞も受賞しました。2021年、同社のCTO=最高技術責任者であるブ・クアン・タム氏は「若手リーダートップ6」に選出されました。特に、国内企業だけでなく、外国企業もNovaon Tech社を高く評価しています。現在、同社はGoogle、 Facebook、 Tiktok、 Uipath、 Salesforceなど世界の大手企業のパートナーとなっています。
「Novaon」グループのグエン・ミン・クイ会長によりますと、管理機関や、企業共同体、国際パートナーからの評価が同社の重要な原動力となっているとしています。「Novaon」グループは、今後も、「メーク・イン・ベトナム」ソリューションの研究・開発を進めていく方針です。その中で、国内企業のDXプログラムは優先対象であり続けるとしています。クイ会長の話です。
(テープ)
「各地方でのDXや、オンライン経営に関するシンポジウムの開催を目指しています。当面、北部の省・市に集中しますが、その後、南部に拡大します。この活動を展開するため、電子商取引協会や、若手実業家協会などと連携します。その目的はDXに関する経験の共有と拡大です。地方で、企業の成功に関する物語を作り出したいのです」
自社の潜在力や、経験、正しい発展路線、「メーク・イン・ベトナム」の精神などにより、今後も、「Novaon」グループは急速に発展し、企業共同体の信頼できるパートナーであり続けることが期待されます。これは企業共同体と国の成長に貢献すると評されています。