おしゃべりタイム (5月18日)

(VOVWORLD) -リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。

 

山崎 こんにちは、山崎千佳子です。

ソン こんにちは、ソンです。

山崎 今日はまず、お食事中のかたはできれば後で聴いて頂きたい話題なんですけど、大丈夫でしょうか?ソンさんは、虫くだしの薬は飲んでますか?

ソン ぎょう虫など、おなかにいる虫を出す薬ですか?

山崎 そうです。私がハノイに来てすぐに、大人も子供も1年に1回は飲んだ方がいいと言われたんです。でも初めの1回しか飲んでなくて、大丈夫かなと思ったんです。

ソン ベトナム人は、子供は年に2回位飲みますが、大人は飲んでないです。

山崎 問題ないですか?

ソン そうですね。特に体調も悪くないので気にしていません。私もこの20年位は虫が出ていないので。

山崎 ええ?ソンさん、出たことがあるんですか?

ソン はい(笑)。2回あります。

山崎 ええーっ。でも同じような話を聞いたことがあります。夫の会社の日本人が、トイレに行ったら便と一緒に虫が出ていて、びっくりして薬を飲んだそうです。

ソン でも昔に比べると、ベトナムの衛生環境もだいぶよくなってきたので、前ほどではなくなっていると思います。

山崎 よく洗ってない生野菜などが危険なんですよね。屋台などでは食べないようにしているので、そんなに神経質になることはないでしょうか?

ソン そうですね。特に悪い症状がなければ気にしなくて大丈夫だと思います。

山崎 (コメント)では、リスナーのかたからのメッセージをご紹介しましょう。神奈川県横浜市のおのざわさかえさんから先月上旬に頂いたメールです。

「ベトナムでのカラオケ事情について、ベトナム国内でカラオケは市民に浸透しているのか。ベトナム国内のカラオケで人気の歌はどんな歌なのか?外国の歌(特に日本の歌)もカラオケで歌われているのか?ベトナム北部のハノイ市と、ベトナム南部のホーチミン市では、カラオケの人気曲にも違いがあるのか? ・・・などなど、興味はつきません。」

 ソン おのざわさん、メールをありがとうございます。ベトナムではこの十年程で、カラオケが広く普及しました。ハノイやホーチミンなどの大都市は勿論ですが、田舎に行っても、カラオケ店をよく見かけるようになっています。

おしゃべりタイム (5月18日) - ảnh 1 ハノイ市内にあるカラオケ店

山崎 そうですね。どこでも“カラオケ“というローマ字表記を見かけますね。昔のように、男の人が夜に行く場所というのでなくて、もう老若男女問わず、ですよね?

ソン はい。忘年会や誕生会などのパーティーの後に、二次会としてカラオケが選ばれるのが多くなっています。カラオケの機械を買って、自宅で楽しむ人も結構いますよ。

山崎 日本でも好きな人はカラオケマイクを買って、家で歌ったりしますけどね(笑)。機械は安いんですか?

ソン 安いのから高いのまで様々です。若者や中年層がカラオケが好きですね。人気の歌も年代によって違います。若者は国内外の最新ヒット曲が好きで、40代以降はベトナムの有名な作曲家チン・コン・ソンが作った歌や歌謡曲、革命の歌が好きです。

山崎 革命の歌。世代ですね。外国曲もたくさんありますよね。

ソン はい。英語、中国語、韓国語、日本語などの曲もカラオケで歌われています。

山崎 ベトナムで人気のある日本語の歌は何でしょう?

ソン (コメント)そして、地域によっても人気の歌は違うんですよ。南部の人は、南部発祥の伝統芸能、カイルオンが好きなので、お年寄りはもちろん、若者もカラオケでカイルオンが歌えます。

山崎 私、カイルオンというのは初めて聞きました。民謡ですか?

ソン 伝統音楽ミュージカルといったものですね。逆に北部では、これは歌われません。

山崎 地域のものではないからですか?

ソン 歌詞が南部の言葉なので、よく歌えないからです。同じベトナム語ですけど、発音が違うので難しいですね。

山崎 なるほど。同じ話をハノイ便りでもしましたね。南部の伝統民謡、ドンカータイトゥーはソンさんは歌えない、と言ってました。

ソン はい、歌えません(笑)。次に、東京都府中市の・さえき・よしのり・さんから先月7日の消印で頂いたお手紙です。

「今回の『ベトナム54民族の色彩』は大変素敵でした。特別なおこわをこしらえて、神様に捧げる、奉納するというのは、とてもリアルに姿が浮かんできて、ワクワク興味をかきたてられると同時に、なつかしくなりました。録音で聞いた新米祭りの様子も良かったです。ところで、日本では一部を除いて、コメは年に一度しか獲れませんが、暖かいベトナムではさぞたくさんの回数・量が獲れるでしょうね。ベトナムでは何回、米が獲れますか?日本のジャポニカ米ではなく、インディカ米かと思います。ベトナムで人気の品種やフォーにするのに適した品種、有名な産地を教えてください。」

山崎 さえきさん、お手紙ありがとうございます。初めに、ニュースで聴き取れなかった部分があると書いてくださっていました。

ソン はい。4月3日のニュースですね。「スウェーデン駐在の新しいベトナム大使が、スウェーデン国王に信任状を上呈した」という内容でした。

山崎 そして、さえきさんのご質問です。ベトナムは農業国ですから、お米がたくさんとれますね。

ソン そうです。ベトナム北部のホン川デルタと南部のメコンデルタは米の産地で、とても条件に恵まれているので、年に3回の収穫が可能です。その他の地域は、年に2回です。

山崎 と言うと、年に2回は普通なんですね。輸出も多くされてますよね?

ソン はい。籾付きの米の生産量は、年平均で3300万トンから3400万トンで、世界第3位の米輸出国となっています。

山崎 ちなみに、1位がインドで2位がタイだそうです。ベトナムでとれるお米の種類もたくさんありそうですね。

ソン はい。それぞれの産地で土壌や天候などが違うので、米の香りや形もそれぞれです。数百種類あります。

山崎 まさかそんなにあるとは思いませんでした。どんなものが人気ですか?

ソン 粒が細長くて粘り気が少ないインディカ米が好まれているようです。フォーにするのに適した品種も、粘り気が少ないインディカ米です。

山崎 次に、ちょっとご住所がわからないんですが、きもとたかしさんから頂いたメールをご紹介します。

「おしゃべりタイムの最後に、“チャオクッパ”(私の耳に聞こえる音)は、どんな意味があるのかいつも気になっていて、スマートホンアプリの日越翻訳機にかけると、読み込みが“Chao Cac ban”となります。同時にこの翻訳機による日本語戻し訳が、“みなさんこんにちは”となります。でも、これであれば、番組の最後のあいさつとしてはちょっとおかしいです。で、教えてください。当番組の最後のあいさつ“チャオクッパ”のベトナム語表記と日本語の意味は?」

ソン 木本さん、メッセージありがとうございます。チャオカックバンのベトナム語表記は、木本さんが書いてくださったもので合っています。日本語の意味は、“こんにちは”と“さようなら”どちらもなんです。

山崎 確か、他の国の言葉でも、こんにちはとさようならが同じものがあった気がします。日本人からすると、変な感じがするんですけどね。まあ、1つ覚えるといいので便利ですね。

ソン そうですね。これも前にお話しましたが、さようならというのはTam bietとも言いますが、ベトナム人から考えると、Chao cac banの方が自然な感じです。

山崎 ちなみに、日本語っぽく読むと、チャオカックバンですけど、最後の音をはっきり発音しないので、チャオカッバに聞こえると思います。

今週もたくさんの方からメッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介します。

・     埼玉県飯能市の・さいとう・えいじ・さん

・     埼玉県さいたま市の・とくえ・ひろゆき・さん

・     東京都あだち区の・あいかわ・おさむ・さん

・     東京都としま区の・おがさわら・たかし・さん

・     神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあき・さん

・     神奈川県横浜市の・おおば・ひでき・さん

・     神奈川県にのみや町の・せきもと・まさる・さん

・     新潟県みょうこう市の・かねこ・ひろし・さん

・     石川県かなざわ市の・おおくち・たかし・さん

・     滋賀県もりやま市の・よねだ・てつお・さん

・     福岡県おかがき町の・ほかむら・ふみと・さん

・     インドから NEELAKANDAN.V さん

ご感想

木本隆

ソンさん、山崎さん
18日分の放送で私が先日質問したお便りを取り上げて頂き有難うございます。知りたかったことを丁寧に教えて頂きうれしいかったです。このベトナム語のあいさつを私もいつか機会があったらベトナム人の方に使ってみようとおもいます。(それから、放送で自分の名前が聞こえるのもなんだかうれしものですね。)
番組のお話しをいつもたのしく聞いています。では、”Chao cac ban"

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