1975年4月30日のサイゴンの姿、目撃者の証言


1975年4月30日のサイゴンの姿、目撃者の証言 - ảnh 1
1975年5月1日付のニャンザン紙



1975年4月30日11時30分、ベトナム人民軍の旗が南ベトナム傀儡政権の大統領官邸いわゆる「独立官邸」の上に翻りました。サイゴンに進軍したベトナム人民軍部隊の兵士の中、従軍記者のチャン・マイ・ハイン氏もいました。ハイン氏はベトナム人民軍の旗が掲揚された光景を目撃しました。

当時のことについて、ハイン氏は次のように明らかにしました。

(テープ)

「当時の独立官邸の光景は忘れがたいんです。官邸に侵入したベトナム人民軍の戦車は外側に大砲を向けました。その庭には南政権の将校らが座りました。ブー・バン・マウ首相はそわそわと行ったり来たりしました。ベトナム人民軍は彼らを逮捕しませんでした。」

ハイン氏は、独立官邸の占拠に関するレポートを書いた最初のジャーナリストです。その記事は、ベトナム通信社の「闘争ニュース」に掲載されたほか、1975年5月1日のVOV=ベトナムの声放送局の「昼のニュース」番組で、「金星紅旗で輝くホーチミン市」という見出しで、放送されました。また、1975年5月2日付のベトナム共産党機関紙「ニャンザン」の特別号にも掲載されました。

ハイン氏の話です。

(テープ)

「4月30日、この記事を書く前に、サイゴン港に行って雰囲気を見たいなと思っていました。同日午後1時半頃、人民軍はその港を占拠しました。サイゴン川で、かいらい政権軍の戦艦数隻が被弾して炎上していました。また、数百人の市民が解放軍を出迎えに来ました。その後、その記事を執筆し始めましたが、『金星紅旗で輝くホーチミン市』という言葉が頭の中に浮かべました。すぐ、その言葉を記事の見出しとして使うことを決めました。」

ハイン氏は、「この歴史的な瞬間を目撃することは縁である」と語りました。その考え方で、最近、ハイン氏は「戦争記述1-2-3-4.75」という歴史小説を執筆し、サイゴンかいらい政権の最後の日々を真実に描きました。

 

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