13日午前、保健省は記者会見を行い、5歳から1１歳までの子どもへの新型コロナウイルスのワクチン接種を通知しました。この年齢に接種する2種類のワクチンは、ファイザー社とモデルナ社のワクチンとなります。その中で、オーストラリア政府から援助されたモデルナ社のワクチンの最初のバッチはすでにベトナムに届いています。

13日午後、ベトナム保健省傘下のワクチン・医学生物学研究所はこれらのワクチンの検査を完了し、東北部クアンニン省に移送します。そして、14日に、クアンニン省ハロン市で暮らす5歳から11歳までの子どもを対象に接種されます。

ホン副所長

ベトナム国立衛生疫学研究所のズオン・ティ・ホン副所長兼国家拡大予防接種プロジェクト副担当者は、「現時点で、各地方は、5歳から11歳までの子どもへのワクチン接種の準備の大詰めを迎えている。来週始めに、この年齢の子どもへのワクチン接種を全国規模で展開する」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「ワクチン接種の安全確保、高い接種率を目指して保健省と国家拡大予防接種プログラムは、各省の関連機関に対し詳細計画の立案方法などを伝えています」

保健省の統計によりますと、5歳から11歳までの子どもの数は約1180万人となり、およそ820万人が新型コロナウイルスに未だ感染していません。条件を満たした子どもへの2回目のワクチン接種は今年の第二四半期までに実施されます。

なお、新型コロナに感染した子どもは感染後3カ月が経過してから接種を受けることができます。