(VOVWORLD) -すでにお伝えしましたように、20日、中部クアンナム省ホイアン旧市街で、財務省と国家銀行の共催により、APEC財務相会議の枠内で、財務次官・中央銀行副総裁会合が開幕しました。
(写真:TTXVN) |
開会式で、演説に立った財務省のチャン・ホン・ハ副大臣は「会合で21日、行われる財務相会合に提出される主な内容を討議する」と明らかにしました。また、去る2月、行われたAPEC財務次官・中央銀行副総裁会合でベトナムが提出したインフラ整備への長期的な投資、税源浸食と利益移転への対応、金融と災害保険、財政的包摂といった4つの優先課題についても協議されます。
WB=世界銀行ベトナム事務所のEckardt所長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムが提出した4つの課題はAPEC加盟諸国に重要な意義があると思います。特に、税源浸食と利益移転への対応は国際社会への参入を進めて、国境を越えて、事業を行っている企業が多く抱える国にとって死活問題となっています。一方で、ベトナムは環境に関する様々な問題に直面していることから、金融と災害保険を重視しなければなりません。」
会合で、セブ行動計画やインフラ整備への長期的な投資、とりわけインフラ整備プロジェクトへの民間経済セクターの長期的な投資の調達やPPP=官民連携プロジェクトに参加する民間投資家の利益の確保とリスクの軽減について討議が行われました。