3日、EU=欧州連合はマルタの首都バレッタで非公式首脳会合を開き、地中海を経由してEU域内に流入する難民や移民の問題や、アメリカのトランプ政権の発足など、最近の国際情勢について協議しました。
(写真:EPA/TTXVN)
首脳らは、リビアから地中海中部を渡る不法移民の増加を抑制するため、リビア当局による国境管理や密航取り締まりをEUが支援する方針を盛り込んだ「マルタ宣言」を発表しました。
EUは、リビアなどから地中海を渡って欧州を目指す人々の大半は不法な経済移民とみており、国際的な保護が必要な「難民」と区別しています。宣言は、政情不安が続くリビアを安定化させる重要性を強調した上で、リビアの国境警備隊に対する訓練や装備への支援を優先課題の一つに挙げました。