JICAと世銀 ベトナムの高齢者政策の策定を支援

(VOVWORLD) - JICA日本国際協力機構とWB世界銀行はベトナムの高齢者政策策定を支援し始めました。

今月から来年の4月まで行われるこの支援プログラムは、ベトナムの高齢化が地域の国々より早いスピードで進んでいることに対応する高齢者ケアモデルを開発するための政策の策定を目指すものです。

プログラムの最初の活動は、8月7日にハノイで行われたセミナーです。高齢化問題の本質やこれに伴う試練などに対する認識向上を目指すこのセミナーで、日本とタイの専門家は、高齢化問題の解決を目指す政策策定に関する経験を分かち合いました。

世界銀行ベトナム事務所のウスマン・ディオンヌ所長は、「ベトナムの高齢化が進んでいることは経済や社会など多くの影響を与えているので、ベトナムは、高齢者が必要なケアサービスを受けられるように、医療の面でも社会の面でも財政の面でも充実した政策をとる必要がある」と述べました。

なお、ベトナムでは、高齢者が総人口に占める割合(高齢化率)は現在7%ですが、17年後にその倍になり、2035年に、ベトナムは高齢化社会になると予測されています。

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