NATO 兵器の生産能力拡大などでウクライナ支援継続を確認

(VOVWORLD) -NATO=北大西洋条約機構はベルギーで国防相会合を開き、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナに対して、兵器の生産能力を拡大するなどして支援を続ける方針を確認しました。
NATOの国防相会合は18日までの2日間、ベルギーの首都ブリュッセルの本部で開かれました。

NATOによりますと、18日の会合で加盟国は▽ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援を大幅に強化する方針や▽ヨーロッパ東部での防空監視体制の強化などを確認したということです。

会合のあとNATOのルッテ事務総長は記者会見を開き、「同盟内ではウクライナが勝利し、プーチン氏の思いどおりにならないことを望んでいる点で一致している」と述べ、兵器の生産能力の拡大やウクライナ兵の訓練などを継続する考えを強調しました。

また、今回の会合にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるためとしてまとめた「勝利計画」を示し、加盟国に支援を求めました。これについてルッテ事務総長は「ゼレンスキー大統領とウクライナ政府がこの計画で足並みをそろえたことを示していると、全員が同意していると思う。今後のウクライナとの協議の一部となるはずだ」と述べ、理解を示しました。(NHK)

ご感想

他の情報