イスラエルにミサイル200発 イラン、反撃で「全インフラ標的」と警告
(VOVWORLD) - イラン軍のモハンマド・バゲリ参謀総長は2日、イスラエルに対して約200発のミサイルを発射した前日の攻撃について、イランの領土が反撃を受けた場合、イスラエル全土のインフラを標的にすると明言しました。
イスラエル北部バカガルビーヤ付近で迎撃される飛翔体(写真:AFP) |
バゲリ氏は、イスラエルへの警告として、イラン側の「攻撃はさらに大きな規模で繰り返され、(イスラエル)政府の全インフラが標的となるだろう」と述べました。
また、イラン軍はイスラエルを支援するあらゆる直接的な軍事介入に対して警告を発し、ファルス通信が軍の声明を引用したところによりますと、「イスラエル政権を支持する国々が直接介入した場合、それら国々が周辺地域に展開する拠点や利益も、イラン・イスラム共和国軍の強力な攻撃対象となる」と報じました。
イラン国営テレビによりますと、イラン軍は1日、イスラエルに向けて国産の極超音速ミサイルを含む約200発のミサイルを発射し、この極超音速ミサイルが使用されたのは初めてとなります。イラン革命防衛隊は、標的はテルアビブ周辺の基地3か所を含めたもので、「ミサイルの90%が命中した」と発表しました。
一方、イスラエル軍はイランから発射されたミサイルは約180発で、その大部分が迎撃されたと発表しており、イランに対して「代償を払わせる」と警告しています。(AFP通信)