イスラエルのレバノン攻撃、紛争拡大リスクに=米軍制服組トップ
(VOVWORLD) - ブラウン議長は、イスラエルの自衛権を認めつつ、「ヒズボラはロケット弾の数といった全体的な能力がイスラム組織ハマスよりも高い。そしてイランはヒズボラにより大きな支援を提供する傾向にある」と語りました。
レバノン・ジャンナタで、イスラエル軍の空爆で破壊された建物(THX/TTXVN) |
アメリカ軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長は23日、イスラエルのレバノン攻撃について、特にイスラム教シーア派組織ヒズボラの存在が脅かされれば、イランや同国と連携する武装組織を引き込む広範な紛争のリスクを高める可能性があるとの認識を示しました。
ブラウン議長は、イスラエルの自衛権を認めつつ、「ヒズボラはロケット弾の数といった全体的な能力がイスラム組織ハマスよりも高い。そしてイランはヒズボラにより大きな支援を提供する傾向にある」と記者団に語りました。
さらに、「こうした状況が地域の紛争を拡大させ、イスラエルが自国の南部だけでなく、北部で起きていることも心配するようになる可能性がある」と述べ、地域の安全保障情勢の不安定化に対する懸念を示しました。(ロイター)