イスラエル軍、レバノン地上侵攻を準備 予備役の2旅団招集
(VOVWORLD) - イスラエル軍のハレビ参謀総長は25日、隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを標的にした空爆を続けている中で、これらの空爆が地上侵攻の前段階であるとの見解を示しました。
2024年9月24日、イスラエルの空爆後、レバノン南部のキヤム町から立ち上る煙(写真:AFP) |
イスラエル軍が発表した報道資料によりますと、ハレビ参謀総長は同日、レバノン国境付近に展開する兵士たちに対し、「現在行っている空爆は、地上侵攻の準備を進めると同時に、ヒズボラの勢力を弱体化させるためのものだ」と説明しました。
ハレビ氏の発言に先立ち、イスラエル軍北部司令官のウリ・ゴーディン氏も地上作戦の開始が迫っているとの認識を示しました。また、同日、イスラエル国防軍(IDF)はヒズボラとの戦闘のため、予備役の2旅団を招集していることを発表しました。
ハレビ氏は、避難している北部住民6万人が自宅に戻るための条件を整えるため、「我々は作戦展開の準備を進めている」とし、兵士たちに対して、ヒズボラが地下インフラや攻撃拠点として整備した村々に入り、ロケット発射基地を破壊する必要があると強調しました。
さらに「敵を壊滅させ、そのインフラを破壊することによって、北部住民の安全な帰還を実現させよう」と激励しました。(CNN.co.jp)