オランダ議会選 与党が第1党維持へ 極右党首敗北認める
(NHK)オランダの議会下院の選挙は、中東などからの移民や難民の受け入れの是非や、財政緊縮策によって削減された社会保障費をめぐる政策などを争点に15日に行われました。
オランダの公共放送、「NOS」は日本時間の正午の時点での開票結果を基に各党の獲得議席の予想を発表しました。
(写真:AFP/TTXVN)
それによりますと、150議席のうち、ルッテ首相が率いる中道右派の「自由民主党」は33議席と7議席減らすものの、第1党の座を維持する見通しです。
一方、イスラム教徒の移民の排斥やEU=ヨーロッパ連合からの離脱を目指すと訴えてきたウィルダース氏が率いる極右政党の「自由党」は、8議席多い20議席を獲得するものの、当初予想されていた倍増には至らない見通しです。
こうした見通しを受けて「自由民主党」の党首を務めるルッテ首相は、支持者を前に、「今夜はオランダが間違ったポピュリズムにノーを突きつけた夜だ」と述べました。