反政府ゲリラ組織との和平交渉が進み、治安が改善している南米コロンビアの首都ボゴタのショッピングセンターで17日、爆発が起きて3人が死亡し、サントス大統領は、警察のトップに原因の究明に向けて捜査を指揮するよう命じました。
爆発現場=AFP |
コロンビアのメディアによりますと、首都ボゴタのショッピングセンターで17日午後、2階の女子トイレで爆発が起き、女性3人が死亡、8人がけがをしたということです。
爆発の起きたショッピングセンターは、観光客や、現地に住む日本人も訪れる所で、この日は、父の日を前に大勢の買い物客でにぎわっていたということです。
ボゴタにある日本大使館によりますと、日本人の被害はないということです。
コロンビアでは去年、政府が反政府ゲリラ組織FARC=コロンビア革命軍と歴史的な和平合意を結んで、武器の放棄に向け和平プロセスが進められています。
また、別のゲリラ組織も政府との和平交渉に応じていて、爆発への関与を否定する声明を出しています。
コロンビアの治安情勢はボゴタを中心に改善しているだけに、今回の爆発に衝撃が広がっていて、ボゴタのペニャロサ市長は卑劣なテロと非難したほか、サントス大統領は警察のトップに、原因の究明に向けて捜査を指揮するよう命じました。(NHK)