サウジアラビア メッカ大巡礼 猛暑で少なくとも500人超死亡か

(VOVWORLD) -中東のサウジアラビアではイスラム教徒が聖地メッカを一斉に訪れる大巡礼の「ハッジ」が猛暑の中、行われ、ロイター通信は、熱中症などで少なくとも500人以上の巡礼者が死亡したと伝えています。
サウジアラビア メッカ大巡礼 猛暑で少なくとも500人超死亡か - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)
「ハッジ」は、世界中のイスラム教徒がサウジアラビア西部、メッカにある聖地を訪れる、年に一度の大巡礼で、例年およそ200万人が参加しています。

巡礼者はメッカとその周辺を数日かけて昼夜を問わず歩きますが、ことしは、メッカで気温が50度を超えるなど猛暑の中での巡礼となっています。
ロイター通信などによりますと、これまでに少なくとも500人を超える巡礼者が死亡したということで、その多くが熱中症が原因で死亡したとみられるということです。

サウジアラビア政府は死者数に関する正式な発表をしていませんが、保健省の担当者は17日までに2700人以上が熱中症の症状を訴え、治療を受けていると明らかにしていて、今後、死者数がさらに増えるおそれもあります。(NHK)

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