「シリアでサリンかサリンのような物質使用」OPCWが発表


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化学兵器によると見られる攻撃によって負傷している幼い子ども(写真:TTXVN)



(NHK)シリア北西部のイドリブ県にある反政府勢力が支配する町で、今月4日、化学兵器によると見られる攻撃によって、幼い子どもたちを含む多数の死傷者が出た問題で、アメリカは、アサド政権がサリンを使ったと断定し、対抗措置として政権側の軍事施設を巡航ミサイルで攻撃する事態に発展しました。

これについて、事実関係を調査しているOPCWは19日、犠牲者3人と負傷者7人から採取したサンプルを分析した結果として、「サリンか、サリンのような物質が使われたことを確認した」と発表しました。

そのうえで、OPCWのウズムジュ事務局長は「分析の詳細はこれからだが、結果に議論の余地はない」と述べ、状況が許せば専門の調査チームを現地に派遣する用意があるとしています。

OPCWは、誰が化学兵器を使ったかについては言及していませんが、シリアのアサド政権は関与を否定しています。

この問題では、隣国のトルコ政府も被害者の血液などを分析した結果、サリンの使用が確認されたと明らかにしていました。

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