(VOVWORLD) - 10日、ハノイで、ブイ・タイン・ソン外相は、ベトナムを訪問中の日本の上川 陽子外務大臣と会談を行いました。
ブイ・タイン・ソン外相(右)と日本の上川 陽子外務大臣=Minh Đức/TTXVN |
席上、ソン外相は、上川氏がいかなる職務に就いてもベトナムと日本関係を支持してきたことに感謝しました。また、上川女史が外務大臣に就任した直後、ベトナムを最初の外遊先のなかの一つとして選んだことを高く評価しました。ソン大臣は次のように語りました。
(テープ)
両国が国交を樹立してからこの50年間、特に、広範な戦略的パートナーシップを樹立した2014年3月から、両国間の友好・協力関係はあらゆる分野で着実に発展してきました。今年、外交関係樹立50周年を記念するため、およそ500件の活動が行なわています。このほど行われた秋篠宮ご夫妻によるベトナム訪問は成功を収めました。世界情勢が複雑に推移している背景の中で、両国は協力を強化していく必要があります」
このように語ったソン外相は日本側に対し、ベトナムのインフラ整備事業への次世代のODA=政府開発援助を供与することや、ベトナム国民を対象に入国ビザの手続きを簡素化させることなどを提案しました。
一方、上川大臣は、「日本は両国関係を重視しており、それを推進する意欲がある」と明らかにしたほか、双方に対し、ベトナム・日本の広範な戦略的パートナーシップの深化を推進するよう提案しました。
さらに、両大臣は、過去50年間にわたる両国関係の際立った成果を振り返るとともに、新たな段階における両国関係の強化措置などについて意見交換しました。
そして、ともに関心を持っている地域と国際状況についても話し合い、地域の平和、安定のために緊密に連携し、多国間フォーラムや国際的な場において互いに支持することで一致しました。