(VOVWORLD) -7日、中国の昆明市で開催されている第8回拡大メコン圏サミットへの出席を機に、ファム・ミン・チン首相は中国の李強首相と会談を行いました。
会談で、チン首相は中国との関係発展はベトナムの外交政策における終始一貫した主張であり、戦略的な選択肢と最優先課題でもあると明らかにするとともに、第8回拡大メコン圏サミットの成功に対する中国の役割を高く評価しました。
今後の協力方向性に関して、チン首相は、双方が引き続き両党および両国の指導者が達成した共通認識を効果的に実施するとともに、両国関係、およびともに関心を持っている課題について意見を交換するため各レベルの訪問団の往来を維持するよう提案しました。また、チン首相は両国が2025年のベトナム・中国人文交流年をうまく実施し、これを草の根外交を強化するチャンスと見なすよう提案しました。
一方、李強首相は、中国は農産物を含めたベトナムの高品質な製品が中国市場に進出できるように有利な条件を作り出すと述べるとともに、ベトナムとの交通インフラ連結強化、地域の安定したサプライチェーンと生産チェーンの構築と維持における協力促進、ベトナムでの2027年のアジア太平洋経済協力フォーラム(APEC 2027)開催支援などを強調しました。この機に、両国首相は重慶市駐在ベトナム総領事館の開設に関する両国の外務省の公文書の交換式に立ち会いました。