チン首相、夏季ダボス会議出席と中国公式訪問へ

(VOVWORLD) - ベトナムのファム・ミン・チン首相が、6月25日から27日にかけて中国遼寧省大連市で開催される第15回世界経済フォーラム(WEF)ニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)に出席し、併せて中国を公式訪問します。この訪問は、中国の李強首相とWEFのクラウス・シュワブ会長からの招待に応じたものです。
チン首相、夏季ダボス会議出席と中国公式訪問へ - ảnh 1ファム・サオ・マイ大使

中国駐在ベトナム大使館のファム・サオ・マイ大使は、WEFが2年連続でベトナム首相を招待したことについて、ベトナムの国際的地位と役割、そして世界および地域の経済成長への貢献に対する高い評価の表れだと述べています。

チン首相は今回の機会を活用し、ベトナムの近年の社会経済発展の成果を世界に紹介するとともに、国際社会に積極的に参画する活力ある国としてのイメージを発信します。また、グローバル企業にとって魅力的な投資先であることをアピールし、互恵的な協力関係の促進や国家発展のための資源誘致を目指します。

会議では、世界経済の新たな課題やトレンドの把握、国家・国際レベルでの開発・管理に関する意見交換、さらに経済成長、新産業育成、気候変動対策、食料安全保障など、世界共通の課題解決への貢献が期待されています。

また、この会議は各国、パートナー、国際機関との関係強化の場としても重要で、ベトナムの国際的地位と信頼性の向上、責任ある国際社会の一員としての役割の確認、そしてWEFとの協力関係の深化にもつながると見られています。

マイ大使によりますと、チン首相は開会全体会合で特別講演を行うほか、大手経済グループや革新的企業との対話セッションを主宰し、協力の可能性や世界的な開発課題に対する新たな解決策、ベトナムの経済発展戦略などについて議論する予定です。さらに、各国首脳や国際機関、大手企業の指導者らとの個別会談も予定されています。

中国訪問に関しては、両国の最高指導者間で合意された共通認識を具体化するための詳細な協議の機会となり、ベトナムと中国の包括的な戦略的協力パートナーシップのさらなる強化につながると期待されています。

ご感想

他の情報