(VOVWORLD) - 23日午前、ハノイでファム・ミン・チン首相の主宰の下で法制度改革に関する政府会議が開催されました。今月2回目、今年に入って10回目となるこの会議では、複数の重要な法案が議論されました。
会議で発表しているチン首相 |
冒頭の挨拶でチン首相は、制度と法律の整備が国家の3大戦略的突破口の一つであると強調しました。先週開催された党中央委員会第10回総会でも、この分野でのさらなる改革の必要性が確認されたと述べました。
チン首相は、今回の会議の主要テーマとして、地方分権の推進と「人民のための、人民による、人民の社会主義法治国家」の構築を挙げました。チン首相は、各省庁や機関の責任者に対し、分権化と権限委譲をさらに推進するよう指示したほか、地方行政府のリソース配分と実行能力の向上を図ることも求めました。また、法制度改革に関しては、各省庁の大臣自らが陣頭指揮を執り、必要な人材や予算を優先的に配分するよう要請しました。
会議では、医療保険法改正案、データ法案、個人情報保護法案、弁護士法改正案の4つの法案について、閣僚らによる検討と意見交換が行われました。