フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(写真:EPA/TTXVN)
(中央日報)フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が中国との南シナ海領有権紛争に関して「流血事態」も辞さないという強硬な立場を表明しました。
現地メディアのインクァイオロは、ドゥテルテ大統領が先頃、フィリピン北部のリサール州にある陸軍第2歩兵師団を訪問した際に「私たちの領土を侵してくるならば血の対決になる」と語ったと25日報道しました。彼は「簡単に彼らに領土は渡さない。私を含めた軍人が骨を埋める覚悟でいる」として領土紛争に備えた防衛体制を整えなければならないと要請しました。
先月オランダのハーグの常設仲裁裁判所(PCA)が中国の南シナ海領有権の主張には法的根拠がないと判決したことについても言及しました。「(判決内容が)好むと好まざるとにかかわらず仲裁判決はフィリピンだけでなく東南アジアすべての国家が要求していること」としながらタイ・ベトナム・インドネシア・マレーシアなど近隣諸国を取り上げました。
中国が単独で国際世論からはずれた手のつけられない状態の主張をしているということを示唆する発言です。