トランプ大統領 イランに書簡 核開発めぐる交渉を呼びかけ
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ大統領は、敵対するイランに対し、核開発をめぐる交渉を呼びかける書簡を送ったと明らかにしました。イランが交渉に応じるかどうかが焦点です。
ホワイトハウスで記者会見を行うアメリカのドナルド・トランプ大統領(写真:THX/TTXVN) |
トランプ大統領は、7日に放送されたFOXビジネスネットワークのインタビューで、核開発を進めるイランとの関係について言及しました。
この中で、トランプ大統領はイランの核兵器の保有は認めない立場を示すとともに「イランとは2つの道がある。1つは軍事的に対応する方法で、もう1つは取り引きをすることだ。私は取り引きをしたい」と述べました。
そしてイランに対し核開発をめぐり、アメリカとの交渉に応じるよう呼びかける書簡を送ったと明らかにしました。
トランプ大統領は先月、イランに対し制裁の強化を含む最大限の圧力をかける方針を表明する一方、イランの経済成長にもつながる協定を結びたいという考えを示し、対話を迫っています。
ただ、1期目のトランプ政権は、イランが核開発を制限する見返りに欧米などが制裁を解除する「核合意」から離脱し、制裁を再開させるなど敵視する政策をとり、イラン側は不信感を抱えています。
このため、イランが今後、交渉に応じるかどうかが焦点です。(NHK)