トランプ大統領 「2国家共存」こだわらず

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(写真:ロイター)

トランプ大統領は15日、ホワイトハウスでイスラエルのネタニヤフ首相と会談しました。共同記者会見でトランプ大統領は、中東和平について、「双方が望むのであれば、2国家共存でも、1国家でも、どちらでもいい」と述べ、パレスチナ国家の樹立による「2国家共存」には、必ずしもこだわらない方針を示しました。

アメリカの歴代政権は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」が和平につながる唯一の道だとして両者の交渉の仲介に努めてきましたが、トランプ大統領の発言は、これまでの立場から後退したものと受け止められています。

トランプ大統領は、イスラエルにあるアメリカ大使館のエルサレムへの移転について、「移転したいと思っている。非常に注意深く見ていく」と公約の実現に意欲を示しましたが、イスラエルが加速させている占領地への入植活動については「少し自制してほしい」と述べ、イスラエルにくぎを刺す場面も見られました。

一方、ともに敵対するイランについて、トランプ大統領は、「われわれは新たな制裁を科したが、イランが核をもたないようさらなる取り組みを行う」と述べ、ネタニヤフ首相も「イランの脅威を食い止めるため、トランプ大統領と緊密に連携する」と述べ、イランへの圧力強化で協力していく方針を確認しました。

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