(写真:RT)
(NHK)トルコ南東部のシリア国境に近い町にある警察署の近くで26日、大きな爆発が起きて、これまでに11人が死亡、70人以上がけがをし、地元メディアはクルド系の武装組織による犯行との見方を伝えています。
トルコ南東部のジズレで26日、爆発物を積んだ車が警察署に近づいて突然、爆発し、トルコ政府によりますと、これまでに警察官11人が死亡し、70人以上がけがをしたということです。
トルコでは東部や南東部の警察署の近くで爆発物を積んだ車が爆発する同じような事件が今月になって相次いでいて、トルコ軍はクルド系武装組織の犯行だとして武装組織への掃討作戦を続けています。さらにトルコ軍は25日、国境を挟んだ隣国シリアのクルド人勢力に対してもテロ組織とみなして砲撃を始め、トルコとシリアのクルド人勢力への圧力を強めています。
このため、トルコのメディアは、今回の爆発はクルド系の武装組織がトルコ軍に対する報復として行った攻撃だとの見方を伝えており、緊張が高まっています。