(VOVWORLD) - 現地時間の25日、ニューヨークで第79回国連総会の「未来サミット」への出席を機に、トー・ラム党書記長・国家主席はアメリカのジョー・バイデン大統領と会見しました。
写真提供:TTXVN |
席上、トー・ラム党書記長・国家主席は「相互尊重と相互理解、それぞれの独立、主権、領土保全、政治体制の相互尊重」の精神で人類のためのより良い共通未来を築くというビジョンを共有しているとの見解を述べました。また、両国関係が新たな歴史段階に入り、戦争終結後の関係正常化に関する国際関係のモデルとなっている。ベトナムは独立、自主、全方位、国際関係の多様化という対外路線を堅持し、アメリカを戦略的な重要パートナーと見なしていると強調するとともに、ベトナム・アメリカの包括的な戦略的パートナーシップが両国国民の利益と願望に応え、安定的に発展していくとの確信を示しました。
一方、バイデン大統領は台風3号「ヤギ」通過後の災害復旧を支援する用意があると同時に、「強靭、独立、自強、繁栄のベトナム」を支持すると確認しました。また、それぞれの独立、主権、領土保全、政治体制の相互尊重を基礎に、両国のパートナーシップを促進していくと明らかにしました。
両元首は各レベルの代表団の往来や貿易・投資、半導体、ハイテクの人材育成などの分野での協力を強化し、これを両国の包括的な戦略的パートナーシップの突破口と見なすことで一致しました。
バイデン大統領はインド・太平洋地域の平和、安定、繁栄を促進し、ASEAN=東南アジア諸国連合の中核的役割を重視し、ベトナムが地域的にも国際的にもますます重要な役割を果たすことを支持すると表明しました。さらに、ベトナムと緊密に連携し、ベトナム東部海域(南シナ海)の平和、安定の維持、海上・上空の自由航行の確保、気候変動対応などにあたると強調しました。