この会合は、ドイツのオラフ・ショルツ首相とナミビアのナンゴロ・ムブンバ大統領の呼びかけにより開催されました。

オンラインで行われたこの会合には、アントニオ・グテーレス国連事務総長やフィレモン・ヤン第79回国連総会議長をはじめ、約50カ国の首脳が参加しました。9月末にニューヨークの国連本部で開催予定の「未来サミット」に向けて、政治的意思と協力体制を構築することを目的としています。

トー・ラム書記長・国家主席は発言の中で次のように語りました。

（テープ）

「私たちは、この歴史的なサミットが世界の未来に向けて新たな発想と行動を生み出すことを期待しています。現在、世界は多くの重大な課題に直面していますが、このサミットは国連と多国間主義の不可欠な価値を再確認する絶好の機会となるでしょう。ベトナムは、平和の促進、国際的連帯の強化、そして持続可能な開発目標の効果的な実施に向けて、このサミットに積極的に貢献することを約束します。また、私たちは、世界中のすべての人々が発展の恩恵を等しく享受できる社会の実現に向けて、たゆまぬ努力を続けていく所存です」

さらに、トー・ラム書記長･国家主席はサミットの成果を実現するための3つの主要な解決策を提案しました。これらは、国連の主導による科学技術イノベーションの促進、グリーンテクノロジー・エネルギー・ファイナンスなどをはじめとするグリーン転換の推進、現在および将来の課題に効果的に対応するためのグローバルガバナンスの改革です。