先ごろ、首都ハノイ市は、今年、アメリカの放送局CNNで首都ハノイのPR映像2本を選びました。それらは、「ベトナムの心、ハノイ」及び「ハノイ、遺産の生まれた場所」をタイトルにした30秒の広告映像です。
ベトナムと首都ハノイの文化や、人々、自然風景などを紹介するこれらの映像がCNNの放送網などで放映されることは、世界各国の観光客と投資家の誘致に寄与すると期待されています。
これに先立つ2016年12月22日、ハノイ市人民委員会は、CNNと2年間の広告映像などを放映するプロモーション契約を締結しました。2017年から2018年までの2年間、ハノイ市の歴史や文化などを紹介する映像をCNNの放送網などで放映し、世界的な認知のアップを目指すものです。契約金は約200万ドルとなっています。
これに基づき、CNNはハノイ市と協力して、30秒の広告映像を3本、60秒の映像を1本作製します。また、3~5分の紹介映像のほか、30分の特別番組も作製し、同局の放送網などで放映することになります。
広告やPR番組は、テレビとデジタル放送の両方で放送する予定で、コンピューターやノートパソコン、携帯電話などでも閲覧できます。アジア太平洋地域のほか、欧州、中東、北アメリカ、南アジアで放送されるということです。
また、CNNは、「ベトナムの心、ハノイ」「ハノイ 遺産の生まれた場所」といったハノイを紹介する短編映像も、CNNのホームページ(www. cnn.com)などで流す計画です。そのほか、自社のフェースブックやツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、バナー広告などさまざまなメディアも活用して、ハノイをPRする多角的な広告キャンペーンを展開します。