フック国家主席 発展途上国へのワクチン供給強化を提案
(VOVWORLD) - アメリカのバイデン大統領の招きに応え、ニューヨーク時間の22日午後、グエン・スアン・フック国家主席は、アメリカの主催の下でオンライン形式で開催された新型コロナウイルス対策を巡るサミットに出席し、演説を行いました。
グエン・スアン・フック国家主席 |
演説の中で、フック主席は、国民の命と健康を守ることは最優先課題であると述べ、ワクチン接種の拡大を始め、検査能力の向上や医療機器・資材の確保などは重要な対策であると明らかにしました。フック国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「今回のサミットで世界銀行に感染症対策のファンドを創設することが提案されたことを歓迎します。これは、新型コロナ予防対策に必要な財源の確保に役立つからです。ワクチン接種の拡大と、新型コロナウイルス治療薬の活用は疫病抑制と経済回復を目指す決定的な要素であると思います。そのため、ベトナムはワクチンの研究と生産能力をさらに高め、その中で、発展途上国に生産技術を移転することを通じて各地域の生産拠点を拡大し、サプライチェーンを確保することを提案します。また、ワクチン供給に関する障壁を撤廃し、発展途上国に、より多くのワクチンを供給することも重要です。ベトナムはこれらの取り組みに参加する用意があります。」
このように語ったフック主席はまた、ベトナムは18歳以上の人を対象に全国規模のワクチン接種キャンペーンを展開していると明らかにしました。