対話で発表しているフック首相

対話で、フック首相は、世界の大手企業に対し、「ベトナムの工業・農業・医療・教育などを一段と発展させるためのアイデアを出すように」訴えました。また、世界の大手企業のベトナム進出を歓迎すると明らかにし、タイの大手企業タイビバがサベコ＝サイゴンビール・アルコール飲料総公社の普通株の過半数を競売した件を引用し、次のように語りました。

（テープ）

「ご存知のように、2017年末、タイビバはサベコの普通株の競売に約50億ドルを充てました。これは、アジアで最も大きなＭ＆Ａとなっています。タイビバは、サベコのブランドをベトナムだけでなく、外国にも広げたいと約束していますが、ベトナム政府は、タイビバなど外国投資家がベトナムで成功するためにできる限り支援しています。」

一方、世界の大手企業の代表らは、ベトナム経済の明るい展望を楽観視していると明らかにし、これからも、ベトナムへの進出を促進させると強調しました。ＧＥゼネラル・エレクトリックのアレックス・ディミートリエフ副会長は、ベトナムは、ＧＥの最も成功している投資先であると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「現在、弊社はベトナムへの進出25周年を記念しております。ベトナムはＧＥの最も成功している投資先となっています。弊社の製品はベトナムの電力部門で活躍しています。ベトナムの病院の半分以上は、ＧＥの設備を使っています。また、弊社が作った飛行機のエンジンはベトナムエアラインの飛行機で使われています。そして、弊社がハイフォンで建設した工場は、世界レベルの技術を持っています。100年後、ベトナムへの進出125周年を記念することを期待しております。」

対話で、フック首相は、ベトナム政府は投資経営環境の改善、ベトナムが締結したＦＴＡ自由貿易協定の規定の遵守、国営企業の株式化の促進などをさらに加速させる方針であると明らかにしました。