(写真:TTXVN)
WEF=世界経済フォーラム の第47回総会に出席中のグエン・スアン・フック首相率いる代表団は18日、WEFのフィリップ・レスラー最高経営責任者らと会見しました。席上、フック首相は「ベトナム政府は国際通例と市場経済体制を基礎にあらゆる分野に関する政策の調整を進めている」と明らかにしました。また、フック首相はWEFがベトナムを含め、世界各国の競争力の評価に関して、使用している12の柱項目に関心を示すとともに、世界競争力レポートの作成にあたる専門家グループに対し、情報の交換を強化するため、ベトナムを訪れるよう希望を表明しました。フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「12の項目の中で体制に関する項目は非常に重要だと思います。ベトナム政府は金融・銀行、知的所有権、環境保全、紛争の処理を中心に体制の改革にあらゆる力を活用する方針です。また、体制の改革に際し、国民に経済成長への貢献に条件をつくり、利益の享受を確保する必要があります。」
このように語ったフック首相は「ベトナム政府は投資経営環境の改善や競争力の向上を継続していく。また、2017年、経営環境に関する指標をASEANの先進4カ国の平均指標並みに引き上げるよう取り組む」と強調しました。
一方、WEFのフィリップ・レスラー最高経営責任者はベトナムとWEFが協力合意書を締結したことを歓迎するとともに自らはベトナムの発展を支持すると表明しました。また、ベトナムが第4の産業革命に入るよう、WEFはあらゆる分野でベトナムを支援すると明らかにしました。