(VOVWORLD) - 14日午後、ハノイで、グエン・スアン・フック首相の主宰のもと、ベトナムの電子政府づくりの強化策に関する会議が行われました。
席上、フック首相は、「電子政府の基礎は既存の国家データベースであり、当面、そのデータベースの完備に力を入れていく必要がある」と述べるとともに、「電子政府づくりを進めないと、ベトナムの発展が減速する」と指摘しました。
フック首相は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムはデジタル経済を展開していますので、政府は電子政府づくり作業で先頭に立たなければなりません。改革や、国際社会への参入、電子政府づくりを進めないと、生産性が低くなり、発展が減速するでしょう。また、電子政府は汚職・腐敗防止対策にも貢献します。電子政府づくりを通じて行政改革や、経営投資環境の改善も図られます。」
このように語ったフック首相は国家データベースの完備の重要性を強調し、「税務や、保険などに関する公的サービスの質的向上も行政改革や、経営投資環境の改善に貢献する」としました。
また、「電子政府づくりを各レベルや、部門、機関での行政改革や、IT=情報技術の導入と結びつける必要がある」と指摘した上で、電子政府に関する国家委員会の設立を提案しました。